先日、区内の家庭教育講座から、
不登校についての講演をしてほしいとご依頼をいただきました。


講座は不登校の保護者の皆さんではなく、
学校に行けているお子さんの保護者向けとのこと。

 

今の世の中、まだまだ不登校への偏見があります。
学校へ行かないのは甘えている、という考えの人たちに、
不登校の辛さを理解してもらうのはとても難しいことです。


「うちだったら怒鳴れば行くけどね」
「許してあげるなんてやさしいのね」
「休めていいねって、うちの子がうらやましがってるわ」

などという言葉に、私自身も含め多くの方が傷つけられてきました。

その意味で、不登校になっていないご家庭の皆さんに
不登校についての話を聞いてもらえるのはとてもありがたいと思います。

先日、講演会を主催される方とお会いして、
打ち合わせをしてきました。

クラスに不登校の子がいた時、

その保護者に対してどのような声をかけたらいいのか、
学校も悪気はない、ということを伝えたい、
先生方も勉強して成長していることをわかってほしい、

どこまで踏み込んで話を聞いたらいいのか、
こうした方がいいと思うことがあるけど言っていいのかどうか……

などなど、クラスに不登校の子がいることで、
周囲も気を遣ってることがよくわかるお話でした。


不登校の子がいるご家庭それぞれに
フォローしてほしいことがあると思います。

話を聞いてほしいという人もいるだろうし
放っておいてほしい、という人もいます。


「このように対応したらいい」
と言い切れないのが難しいところですが、
不登校の子どもを抱える保護者の気持ちが
少しでも伝わるようお話できれば……と思っています。