私は、みなさんの前で
不登校についてのお話をするときは
いつもパワーポイントを使っています。

できるだけ簡潔にわかりやすく、と思って作っていて、
その中のスライドの一つに

学校は「書類を書いてくれるところ」

というタイトルをつけています。

先日、用事で区役所の学校支援課の方にお会いした時
このタイトルを変更してほしいと言われました。

学校の先生の中にもがんばってる方はいて、
このタイトルを見たら傷ついてしまう、
また、親御さんもショックを受けてしまうのではないか……、
とのことでした。

言われてみれば、
タイトルだけみると少し刺激的だったかもしれませんね^^;

でも……
事実だからしょうがない^^;

と、言うのも、学校の対応が悪い、と言って
傷ついたり怒ったりしてしまう親御さんがあまりに多いからなのです。

これは、いろいろなことを学校に期待しているのに、
期待通りの対応をしてくれないため
裏切られた気持ちになってしまうからなのです。

私はこのスライドを使ってお話をするとき
「学校には悪気はありません」
と、必ず伝えています。

悪気はないけど、忙しくて手が回らなかったり
不登校への知識がなかったりして
親が望むような対応ができいないだけなのです。

「学校には書類だけ書いてもらえばいい」と、
割り切れば、傷ついたり怒ったりする必要がなくなります。
自分が傷つかないためにそう思えばいいんですよ、
という話をしているのです。

区の担当者の方がおっしゃる通り、
一生懸命やっている先生がいらっしゃるのはわかります。

ただ、その一生懸命が子どもの状態に噛み合っていなくて
かえって子どもを傷つけるというケースも、
本当にたくさんあるのです。


不登校になって、一番困っているのは子どもで、
一番助けなければならないのも子どもです。


大人は、自分で考えて行動する自由があります。
でも、子どもにはその自由がない。。。

親や先生の傷つき加減より
子どもの方が何十倍も傷ついていることを
世の中の大人は知らなければならないと思います。

そうは言っても、親や先生の対応が変わらなければ
子どもは救われません。

なので、若干不本意ではありますが、
タイトルはもう少し柔らかく変更しようとは思います。
何と言っても私はもう大人なので 笑