毎月のお話会、今回は土曜日に開催しました。
「親のメンタルについて」というと話題が上がっていました。
子どもが不登校になったことで
親のメンタルがやられてしまうことについてですね。
やっぱり、
「当たり前だと思っていたことが覆された」
「普通の人ができることができない」
「自分の常識にはないことが起こる」
……子どもの不登校は、親にそんな思いをさせてしまいます。
もちろん、私自身も初めて長男が学校に行けなくなったとき
ほんとうに苦しい思いをしました。
でも、食事もとらない、お風呂も入らない、お布団から出てこない
言葉を発することさえしない……
そんな長男の様子を目の当たりにして
とにかく、生きてさえいてくれればいい、と思うようになりました。
今、思えば、学校って命をかけていくほどのところじゃないと
わかるのですが、
とにかく、親は動揺してしまいます。
でも、子どもはその数倍、数十倍苦しんでいることを
親はわかってほしいと思います。
大人は、ある程度社会というものへの知識があり
自分の力で調べたり、人に聞いたりすることができます。
でも、子どもは、学校以外の世界を知りません。
知識もない、調べる方法がわからない、
誰に相談していいのかわからない、
自分の将来はどうなってしまうのか……
どうしていいのかわからないからゲームやyoutubeで時間をつぶしている、
人に会いたくないから昼夜逆転する……
子どもの立場になって考えたら
親がメンタルを崩している場合じゃないと思うのです^^;
ま、自分もメンタル崩したので、
偉そうなことは言えませんが
今は、不登校になっても、さまざまな進路があり、
学校の先にある社会も確実に変化してきています。
(学校だけは明治時代のままですが)
そして、何より繊細な不登校の子どもたちは
親のメンタルに異様に敏感です。
親が落ち込んでいると、子どもは自分を責めてしまいがちです。
自分のせいで、親が落ち込んでいる…
自分が悪いんだ……
という気持ちになって、自己評価が下がり
ますます元気が出なくなってしまいます。
メンタルをやられていると思うのだったら
早急に医療機関にかかって、治療をしてください。
また、どんな状況でも大丈夫、どんと来い、というところまで
めいいっぱい情報を集めることです。
情報をたくさん持っていると、不安はだいぶ軽減されます。
親が変わらなければ、子どもも変わりません。
落ち込んでいる時間を、
自分の楽しみのための時間や
情報を集める時間に使ってみてください。
子どもはすぐに大きくなってしまいます。
親が悩んでいる間に時間はどんどん経ってしまうので
ぜひ、時間を有効に使ってほしいと思います!