【大阪】女ゴコロをくすぐるデザイン事務所  フトデザインブログ



昨日、書いたお気に入りブログの記事がキャラネタだったので、

このお仕事の事を思い出しました。



デザインを考える時に、これと決まった方法はないのですが

好きで自然と行っている事が『ストーリー作り』です。



このcu-chianの依頼をいただいた時には店舗デザインパースができあがっていて

ロゴデザイン案も何案か出されていたものの決定に欠いていた状態からの依頼でした。


郊外の商業施設内のお店で、ターゲットは若い世代のファミリー。

そして提供方法はビュッフェスタイルの食べ放題。

お店がヨーロッパの路地裏の町並み・ビストロ・マルシェが再現されたデザイン。



これは普通にコンセプトが○○○の~でと真面目にせめるより

自分も楽しくなるぐらいの何かがないと決まらないと思い

『ストーリー作り』をはじめました。

(何か=この場合は遊びゴコロでしょうか)



そのストーリーで浮かんだのが上記画像のドタバタ劇です。


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とあるビストロで働くコック見習いのヤン君は頑張り屋さんだけど

少しドジで不器用さん。

いつもおっかないオーナーシェフから料理に必要な豚と鶏を市場で

買ってくるようお使いに、いざマルシェへ。

ところがお使い用の籠に入れようとしたところで逃がしてしまう

こりゃ大変だ~~~

捕まえたと思ったら、また取り逃がし、なかなか捕まらず、

遂にはシェフにも見つかり大目玉あせる

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こんなストーリー(妄想?)をニヤニヤしながら思い浮かべ

このストーリーと簡単なスケッチをイラストレーターさんに渡して

描いてもらって出来上がりました。


メニュー・ポスター・クーポン券・看板にヤン君は登場します。


こういった感じでストーリーを描いておくと

そこからまたイメージが膨らみやすくなるので

細かくキャラ設定しておくと展開しやすくなります。



デザインを考える時以外にも、自分が来てほしい・買ってほしいと

思うお客様をイメージして、お店に来て商品を買っていただけるまでの

ストーリーをニヤニヤしながら考えてみると、おもしろい発想が

生まれるかもしれませんよ。


一生懸命楽しんで考えたものは、どうやら人にも楽しいが伝染するようです。