先日の農作業での失敗話。
コシヒカリに有機肥料を動力散布機で追肥していました。

有機肥料は化成と違って形が揃った粒状をしていないので、
湿気の影響などで肥料が固まってしまいます。

これは動力散布機(略して動散)のタンクの出口に詰まりやすい。
そんなとき肥料の出が悪くなるので、
詰まった時は背負っている動散を大きくゆすって、
振動で塊を小さくして噴出そうと試みます。

その振動が良くなかったかも?
と最初は思いました。

強いガソリン臭とともに、お尻が焼けるように痛みを感じたのです。
背中の動散の燃料が漏れて流れて、ズボンに沁み込みパンツにも沁み込み
中のお尻を激しく刺激したのです。

ガソリンの刺激恐るべし。
射すような痛み、疼痛は我慢の限度を超えています。

(追肥はもう少しで出来るぞ!あともう少し我慢できないか?)

(うう無理です!このまま我慢して続行したらたぶんお尻は爛れてしまう)

(たぶん今でもすでにお尻はまっ赤か。
 早く処置しないとこの夏おサルのケツ状態では海にも行けなくなるぞ!)

などというやり取りを瞬時に交わして作業は中断。
機械を背中から下ろして水路に直行しました。
この距離100mが長かった痛かった。

ズボンとパンツを下ろしてお尻を水路に浸したかったのですが、
幅広の幹線用水路なのでその方法は叶わず、
タオルを水路の流水で濡らして懸命に尻を拭きました。
向こうの農道に軽トラが一台来たけれど、
もう人目は気にしていられません。

「はあ~」
ピンクに染まりかけた尻を水拭きしてようやく人心地つきました。

このあと着替えのため家に戻って石鹸で再度尻洗い。

少しして落ち着いてから出直して、追肥を再開したのですが
やっぱりお尻に刺激が。
新たなガソリン臭とズボンの凍み。

(これは常に燃料が漏れている。
 ひょっとして燃料タンクにひびが入ったか?
 見た目はなんともないけれど・・・)
と思ったのは大間違い。
ちゃんと機械のチェックしなさいよ。


「タンクさヒビ入って燃料漏れっだみたいだ」
スガワラ農機のオオカワくんが機械を一瞥、
即座に正解を診断しました。

「パイプ外れっだ」

ガーン!
キャブからタンクに戻って行く方の燃料パイプが
見事に外れていました。

田んぼの真ん中で、背中の動散布を思いっきり揺すったタイミングで
外れてしまったと考えられます。


「はい、これでOK」
オオカワくんは涼しい顔をしながら、
パイプを新品に交換して、
さらにしっかりタンクの落ち口に留め具して固定してくれたのでした。

ありがとう。
あっけない解決に拍子抜けしたのと
自分の観察眼の甘さに深く反省したのでありました。

その後一時がさついてピンクに染まったお尻は、
順調に回復してなんら生活に支障がなくなりました。
おサルにならなくて良かったよ。