お約束通り、親の介護の実態をご紹介したい。
まずは医師の方から・・・
私のクライアントの外科医S氏の奥様から緊急のお電話を
頂いて、超特急で駆けつけたのは今から5年前だったか?
S氏のお父上の様子が変だと言う事で、S氏が勤務する
病院へ入院となった。
S氏のお父上は、S氏が有能な消化器科の医師であること
を誇りに思い、定期的に自分の体を捧げていたと聞く。
本人には伝えられていなかったようだが、実は胃がんだった
ようで、何とも皮肉な実態であったようだ。
そのお父上が、ある日突然・・・
ここはどこ?
私はだぁれ?
となったと言うではないか?
立場が全く変だが、S氏の奥様に「高齢者はこうなることがある」
と説明し、全くおかしなことに外科医のS氏にも同様の説明を
私がした・・・
高齢者は環境が変わると、突然「認知症」を発症すると言う・・・
結局、お父上は元に戻ることなく県外の実家にお帰りになった。
S氏は良かれと思い、ご両親を呼び寄せ名実共に「親孝行」
を敢行したが、結局それが仇となった。
親の介護世代の、我々アラフィフが気をつけたい大きなポイント
である。
まさに信じられないが、医師でも想定不可能であったと言う点
が事態の深刻さを物語っている・・・
従って、都会にお住まいの「出来の良い地方出身者」が親を
呼び寄せ、同じことをやろうとお考えの皆さまは是非お気をつけ
下さいませ・・・
次に法律家です・・・
私は、数人の法律家と家族とのお付き合いを持っているのです
が法律家のM氏の事例をご紹介します。
M氏は私より9歳年上で、苦節8年で司法試験を這い潜った
苦労人である。M氏の奥様が私の先輩と言う関係で、結構
長いお付き合いになった。
そのM氏とあるスーパーでばったり会ったのは、もう7~8年
前だっただろうか?
その時、お母様と一緒だったのだがお顔の表情を見て、私が
これまでお世話して来た「精神疾患」の患者さんに良く似ていた
ので、私の勘違いだろうとは思ったが、奥様の先輩にそっと
耳打ちしてその場は流れた。
それから2年ほどたった時に、M氏の事務所にお母様がいた。
何となく様子が変なので、質問すると「お母さんの様子が変」
と言うのである。
勿論、医療機関の受診を勧め速攻で最寄りの病院に行って
もらったが、やはり診断は「認知症」・・・
それもアルツハイマーだと言うではないか・・・
少し話は変わるが、今日名古屋の対応をしていた時に、社員
の看護師が「利用者さんのケアマネさんから注意された」と
長々説明するので、対象者の疾患は?と聞くと神経質な感じ
と、傍にいたらゲンコツの返答をする。
結局、疾患が判らないと言うので、私なりの経験で疾患の想定
をしておいたが、高齢者独特の状況でケアをする以上明確な
疾患特性を見て判断する必要がある。
ちなみに私は医療の資格こそ無いが、情報を集め分析する力
はあると思っているので、医療情報を分析し疾患プロファイルを
する役目として対応している。
毎日のことであるが、片方で保険の話をして対応の法律を確認
して、高齢障害者の疾患プロファイルをすると言う生活をしている。
たまに脳みそが沸騰する・・・
高齢者は、基本疾患が糖尿病であるならばあらゆる疾患の症状
を示す事がある。
この理由は、血液と脳や循環器との関係が極端に悪いことから
起こるが、我々は一番普通に近い役割を担っているので、相手
の事情を飲みこんで対応しなければ、お金を回収できないことに
なりかねないのである。
笑い話であるが、病院に行き自分勝手で病院を逃げ出しても
治療費の請求は必ず来る。
これは、私が自らやったから判る!
しかし、認知症の高齢者のお世話をして「頼んでいない」と言わ
れてしまえば、我々はお金の回収は絶望的である。
このように、相手の判断能力が明確か否かで天国と地獄に分か
れてしまう。これが我々の現実である。
専門職の方にちょっとだけ我々の仕事を説明すれば、例えば
胃ロウの対応を上げると、一般的には医療対応であるが拒絶
状態になると「栄養剤」に切り替えることがあると思いますが
我々は例えば、その対応をしていると言えば判りやすいでしょう。
ちなみに、このニーズは在宅では結構あるので、全般的に医療
に隣接するサービスをさせて頂いているのです。
ちなみに私は、公的サービスでは当たり前となった「退院サービス」
を広げたいと思い、数人の看護師たちと一緒にやっています・・・
大きく話を元に戻しますが・・・
そうなんです!
私の直感は的中していたんです・・・
ちなみに、認知症はお薬でしか治らない・・・というよりも進行を
抑える事しかできないのです。
なので、初期症状の時に早期に対応すれば良いのですが、中々
そうは行かないんですね。
M氏も「あの時杉浦君の言う事を来ていたら」と言いましたが、当時
はその奥様が「何とバカな事を言うのか」と怒っていたとの事・・・
なので、どうしようもない・・・
2つの認知症発症事例をご案内しましたが、基本的にはどうすること
も出来ないと思われがちですが、高齢者のメカニズムを知る事で
緩和する事は出来たのではないか?と思うのです。
ちなみに私の母には毎日、愛犬ジョン君とのお散歩を日課として課し
認知症防止効果高い、ウォーキングをやってもらっています。
そして、少し欠ける事がありますが近くの温泉に毎週連れて行き
温浴をやってもらっています。
私の兄弟、親戚には医師が数人いますがこのマネジメントに関心
しています。
このように、高齢者となった自分の親が病気であることは、お互い
大きな損失であると考えるので、効果の高い投資を行っている訳
です。
私の個人的意見ですが、我々アラフィフは自分の親を介護状態に
させない努力をすることで、国家の医療費と介護費用を大きく抑制
することが責務と考えます。
こんな私の経験のお話ですが、少しでもお役にたてれば幸いです。
最後になりますが・・・
消費税8%が決定されましたが、その目的は「社会保障」です。
国税のうち、法人税を下げて消費税を上げることは、つまり社会保障
の充実した国家を目指すことになるはずです。
そこで、元気で呆けてない楽しいシニア生活を送る方針を立てれば
国家のお役に立てるはずなので、皆さんこんな私ですが応援宜しく
お願いします!