少し説明が欲しいとの指摘を頂いたので再度、日本の
摩訶不思議について記します。
世界的にみると、日本は地震国であることは周知の通り
だと思います。その上、日本の土地の地盤は軟弱である
と言われています。
従って、現状その土地に建てられる建物は、土地の価格
に地盤の強化費用をプラスして行く必要がある訳です。
土地の価格は、基準価格と言うものが毎年出され、その
価格を参考に、売買金額が決められます。
前述のように、地盤が軟弱でも土地の価格には何らの
影響も出てこない訳です。
今のところは・・・
しかし、実際に土地を買ってから「家を建てるには数百万の
地盤改良費が掛かりますよ」と言われると、驚かれると
思います。
実際に訴訟に発展した例もあります。
このように、地震国日本での土地政策上、地盤の強弱で
価格が変化する仕組みにはなっていない訳で、建物を建て
る段階にその対応が担保されるようになっています。
この考えの背景には、建物の瑕疵に対する制度化が影響
しています。その為、建物を建てる前に土地の調査を行い
地盤の強度を確認して建築を進めるプロセスが定着しました。
ではこの地盤と言う代物・・・
地盤改良と言う対応でどの程度改善できるのか?となりますが
実際は不明だそうです。そして、何が一番問題なのか?と言うと
「不同沈下」即ち、建物が同じように下がって行かないところに
問題があるようです。
そして、地盤改良を施しても「地震」による被害は担保されない
以上、やはり土地は「地盤の良いところ」を選ぶべきなのでは
ないでしょうか?
3.11で発覚したのは、液状化するとどうにもならない・・・
と言う事です。
総括しますと、日本は全体に地盤が悪く、その上地震発生率
が高い訳です。
そして、地盤の悪い場所でマイホームを持つ場合、地盤改良
を施す訳ですが、地震以外で建物が沈下した場合には地盤
の瑕疵保証保険で対応するスキームになっています。
その上、地震保険が特約で付帯されると、備えは万全です。
でも・・・
よくかんがえてもると、建物は地震で沈下したのか、自然に
そうなったのか?判断は困難です。
従って、地盤保障はハードルが高い感じがします。
ちなみに・・・
余り知られていませんが、現在の地盤保障の多くが、施工者
が存在していないと担保されないようなので、この辺はよく
確認すべき事項です。
主契約が成立しない保険は、担保されないはずなので、この
ような仕組みは、よく説明を受けて加入したいものです。
日本の摩訶不思議・・・
初めから起こると判っている事を、全体のリスクとして考えて
行く・・・
今の日本の基本思考は、単に人間を弱体化させるだけになる
のではないでしょうか?
色々な制度、サービスが存在しても、継続不能になるならば
単純に、営業でしかありません。
私なりの提案が許されるならば、地盤調査は土地購入前に
行うべきだと考えます。
そして、地盤改良は施主のリスクとして捉えるべきです。
こうすることで、軟弱地盤への対応は土地の価格から相殺され
ると言う方向性が成立します。
決して、建物の値引きへのごり押しで対応しないと言う日本
の新しいスタンダードになって欲しいものです。