初練習。子供たちとはドラえもんの話でカオスに。 | 日本で活動中のサッカー監督のブログ

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バルセロナで修行してきましたが、2017年より日本で活動しております。

benjamin B(U9)で初練習。
当初、7人~10人ぐらいの人数ときいてたのに蓋を開けてみたら21人。
前回の揉め事の影響(前々回の記事参照)でU9とU10を統合して練習しなければいけなくなったためらしい。

倍以上の人数を捌くには用具が足りず、僕の用意した練習は延期となり簡単な鬼ごっこでアップをして、ロンドでボールの感覚を確かめた後、3グループに分けたゲームでその日は終わりました。

正直、Aチームの監督がいて僕の目の届かない選手をケアしてくれてたので助かりましたが、正直自分一人では終わってたなと。

というのも
まず挨拶した後すぐに子供たちからの質問責めでたいへんなことになりました。

子供A「へぇー、日本てドラえもんの国でしょ。」

ワシ「ああ、そうだけど」

子供B「すげぇ、ドラえもんって日本でつくられたの?」

ワシ「ああ、そうだね」

子供C「すごい!ドラえもんつくったって!」

ワシ「いや、オレがつくったとは一言もいってないけど・・」

子供D「あ、ごめん。ドラえもんの漫画を描いたってことね」

ワシ「いや、藤子不二雄じゃねぇーよ…」

子供E「あ、そうか、じゃあ実際にドラえもんを製造してる方ね」

「いや、それもちげぇ~わ!」

子供F「で、ドラえもんはいつ完成するの?」

ってな具合に伝言ゲームと暴投行き交う会話のキャッチボールでほとんどカオスでした。

フリーズコーチングをするとこちらの子供はゲームが止まることに嫌気がさして聞く姿勢を保てなかったり晒し者にされてるような感覚になって機嫌を損ねることが多いので、今日はずっとシンクロ・コーチングか、対象の子だけを止めて説明するセミ・フリーズ・コーチングを行いました。でも思っていたよりも子供たちは素直で助かりました。
ただゲームで僕の判定が間違ってたりすると猛然と抗議してくる場面があって、勝負事に関して譲らないところはさすがにスペイン人だなと。怒った選手には自分もせいいっぱいゲームをみてるけど、もし間違ってたら申し訳ない。でもそもそも自分は良い審判ではないし仮に良い審判だとしても、必ずミスはある。だから、そういうミスがあったとしても判定は覆らないしあまり怒らずに許して欲しいと伝えました。

今日の収穫としては試合の中で各々の選手のできることできないこと、好きなプレー嫌いなプレーがわかったことですね。

練習後のMTGで複数の子供から

「次の練習も来てくれるよね?」とか
「すぐに日本に帰らないよね?」

ともいわれ、なんとか1日で子供たちとの信頼関係も築けたかなと。
あと次の練習はさすがに年代ごとに分けてもらって、来期に向けた練習を開始したいなと。