僕らが戦っているカタルーニャ二部リーグも残り2試合となりました。
2連勝したときは実質、残留決定と思いきやそこから2連敗となり18チーム中11位。
さらに2連敗すると降格という危険も見えてきました。↓
順位表
監督が仕事で練習に遅れるということで今日は僕が直訴して練習を行いました。
かねてよりやりたかった6対6+GKの戦術練習です。(参照図↓)
赤が攻撃チームで青が守備チームです。
赤チームはGKの守るゴールを攻めて青チームはボールを奪ったら黄色いコーンでつくった3つのゴールのうちいずれかにドリブル突破すれば勝ち。
攻撃の連動にウェイトを置きたかったためボールが外に出た場合は赤チームの攻撃から始めました。
【攻撃のオプション1】
相手のDFラインが高めに設定され、積極的にプレスを仕掛けてくる場合の一例。↓
・攻撃側の右ボランチから左のボランチへパスを渡すところからスタート。
・左ウイングは引いてボールをもらい、もしそれに相手SBが食いついてくるなら、FWがその裏のスペースを狙う。
・右ウイングは図の相手ポジションを結んだ三角形の中心に位置して相手ボランチの戻りが遅い場合にできるパスコースを狙う。
・FWとウイングともにマークを外せておらず、攻撃側の左ボランチに対する相手のプレスの角度が横に寄ってる場合はドリブルで持ち上がって相手を揺さぶっても良い。
・各ポジションでパスコースがつくれず、縦へのドリブルも厳しい場合はもう一度左ボランチから右ボランチにボールを渡し右サイドで改めて数的優位をつくって突破を狙う。
・相手のSBのマークがゆるく前を向いてウイングがボールを持てる場合はラインの裏を巻いて入れるようなアーリークロスを積極的に狙う。
【攻撃のオプション2】
相手のDFラインが引き気味でボランチも積極的にプレスをかけず、守備ブロックをつくってくる場合の一例。
・トップ下が下がってボランチと組んで相手のボランチ2枚と数的優位をつくる。(緑の部分)相手のDFラインとMFラインが接近している場合は数的優位を利用して相手を押しこみ積極的にミドルシュートを狙う。
・FWはこのときに相手のDFラインとMFラインの間にポジションを取る。(エントレリネアス)
・相手が中盤の数的不利に焦れてきてボールに食い付きエントレリネアスのスペースが広がり、かつCBのマークが中途半端な場合はクサビとして積極利用したり、さらに可能であれば前を向いてシュートを狙う。
・エントレリネアスのスペースが広がり、かつ守備側のどちらかのCBがFWへのマーキングを強めたときにはその裏のスペースをウイングが狙う。(水色の部分)
方法としてはとりあえず選手には自由にプレーしてもらい、僕が選手らの攻撃の連動で足りない部分をその都度修正していきました。
まだまだ多くの攻撃オプションがあるのですが、とりあえずそのうちの2例だけを今回は紹介しました。
攻撃に関してはある程度整理できましたが守備の部分では選手を納得させきれない部分もあり課題が残りました。
具体的にいうと守備側がボールを奪ったあとにボールの出口をいかにつくるかというテーマなのですが、それはまた次回説明します。