日本人に馴染みのある漢数字『五』
わたしたち日本人が
目にする機会が多い数字記号
アラビア数字/Arabic numerals ex)1,2
ローマ数字/Roman numerals ex)Ⅰ,Ⅱ
そして、
漢数字がありますよね。
漢数字は
中国から百済を経て
伝来した『漢字』のうち、
数を表わすものです。
以前にもご紹介しましたが
漢数字『五』のなりたちは
だとされています。
陰陽五行説
ここでは、『4』に関して記述しませんが
『五』とは、
完成した『四』の統合を象徴する
重要な数とされています。
中国では古くから
四点の統合を表す貴重な数と
みなされています。
また、陰陽五行説は
四方(四分割)に中心点を加えた
五分観(四分観に中心を加えたもの)の概念に
依っています。
陰陽五行と五帝
『四神相応』としてよく知られている
北 玄武
南 朱雀
東 青龍
西 白虎
中央は黄色、皇帝の色ですね。
北は冬 / 水を
南は夏 / 火を
東は春 / 木を
西は秋 / 金を
中央は木を司ります。
それぞれの方位は人体の臓器とも関連がありますが、ここでは扱いません。
ご参考☆
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ここまでは、一般的な
陰陽五行説ついて。
中国の伝説によると
それぞれの方角には
各位を司る帝王がいらっしゃり、
その帝王には、さらに
お付きの神様がいます。
閻魔様に秘書的なお地蔵様がいる感じだと勝手に解釈しました
北・水帝(顓頊/せんぎょく)
その補佐、玄冥/げんめい
南・火帝(炎帝/えんてい)
その補佐 祝融/しゅくゆう
東・木帝(太皞/たいこう)
その補佐 句芒/こうぼう
西・金帝(少皞/しょうこう)
その補佐 蓐収/じょくしゅう)
中央・土帝(黄帝/こうてい)
その補佐 后土/こうど
マレーシア華人は
道教を信仰する方が多く、
彼らのお墓には必ずと言っていいほど
『后土』を祀る碑が立っています
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ピタゴラスの概念と
直接には関連のない
中国の『五』について
つらつらと書いてみました。
最後までお読みくださり
ありがとうございます。