常夏の国マレーシア。
バナナや空芯菜など“年がら年中”食べられるものもあれば、“旬”の食べ物もあります。
そのひとつ、ドリアン✨
“美味しい”ドリアンは年がら年中、食べられるってわけではなく、ドリアンがお好きな方は“一番美味しい時”=旬を狙って食べに行きます。
まるで、炊飯器にこだわる日本人のよう。
ツウにしか、わからない領域(おそらく)。
Kepongにある、曽兄弟ドリアン店。
「本当に美味しいドリアンは、SS2(クアラルンプール観光においてドリアンのメッカとされる)じゃないのよ、Kepong/ケポンなのよ」
ツウの方に連れてきて頂きました✨
海外持ち出し用の真空包装もしてくださるらしい😆けど、荷物検査でばれて回収→破棄されるのがオチらしい。
ドリアンにはいくつかの品種があります。
D24、XO、D101、などなど。
<参考画像>2019年にSS2のドリアン店で撮影
ドリアンは、身体を熱くする“陽”の食べ物なので、身体を冷やす、“陰”のもの…ココナッツやマンゴスティンと一緒に頂くことで、陰陽のバランスを取ります。
スターター😆品種:D24
2019年の年末以来のドリアン。再会の悦びに震えながら頂きました✨
日本人の方で「ドリアンは苦手」とおっしゃる方がいらっしゃると、たまに耳にしますが、驚くことにマレーシア人の中にも、ごくごく稀に「ドリアンは苦手」という方がいるらしい!
なんと!!!
マレーシア人は全員大好きなんだと思ってた…
品種:XO
そのへんに売ってる、ちょっと手の込んだデコレーションケーキとかよりも、このドリアン一粒の方が断然に美味しい(とわたしは思う)✨
自然界のパティシエが造った最高傑作。
品種:猫山王
王の貫禄✨
皮を開いたところが、人間の肺のレントゲン写真みたい😆
この猫山王が…「自然界の奇跡だわ!」と唸ってしまうほどの食感で。裏ごししたスイートポテトに最高級の生クリームを混ぜ合わせて、よくねかしたけどアルコール度がそこまで高くない洋酒を加えたような…
ひとくち食べて、「ここが天国なのですね✨」と思える最高のお味でした✨✨
まじで、最高でした(余韻中)
この日連れて行ってくださった方は、このドリアン店の常連であるらしく、わたしたちが頂いた“猫山王”は店頭に並べてあった「一見客」用とは別に保管された「常連客」用のスペシャルバージョンであったそう。
ありがたや、ありがたや…。
この日は大人4人と小学生1人で、『D24』『XO』『猫山王』それぞれひとつずつ、合計3つのドリアンを頂きました。
わたし「ドリアンのカロリーってどれくらいかね?」
だ「恐ろしくて調べてことない」
カロリーSlismというサイトによると。ドリアン100gあたりの熱量は133Kcalなのだそう。
ところで。ご存じの方も多いと思いますが。ドリアンには有名な都市伝説?と禁止事項がありまして。
ドリアンを持ち込んではならぬ
ドリアンをホテルや公共交通機関へ持ち込むことは禁じられています。マレーシアはそこまで厳しく罰せられることはなさそうですが、お隣シンガポールでは罰金が科せられるようです。お持ち帰り時にはご注意を。ドリアンはなるべく、その場で食べきりましょう。
ドリアンを食べながら飲酒してはならぬ
ドリアンに含まれる成分の一つが体内のアルコール分解酵素の働きを邪魔するため、ドリアン×お酒という組み合わせは急性アルコール中毒を招き、最悪の場合は死に至るといわれております。
身近で試してみた人もいないし、わたし自身試す気はさらさらないので。真偽のほどは定かではありませんが。この日ドリアンを食べていて、足元がざわざわーとする感覚がありまして。「あ、なんか血液がモーレツに流れたな」て感じ。
熟れ加減や品種にも大きく違いがあると予想しますが、一般的に、ドリアンにはソッコーで血圧を上昇させるとも言われていて。一緒のテーブルで食べていた大人全員、心なしか頬が赤くなってきました。一同血流が良くなってきたぞーー。
その時にふと、今は亡き主人のお義父さんは体調がおもわしくなかった晩年、ドリアンを召し上がってなかったことを思い出しました。
ドリアンを食すには、体調を整えて、健康な状態で楽しみましょう。この日の、自分への教訓でありました。
Chen Brothers Durian & Fruit Trading
Jalan Mergastua, Kepong Baru,
Kuala Lumpur, Malaysia, 52100
Phone: +60 17-338 1366
10:00 AM - 10:00 PM
↓↓以下閲覧注意↓↓
ドリアンを食べる前に、お手洗いに行きたくなって。お店のひとに「お手洗いありますか?」と尋ねる。「あるよー」という回答。
たしかに、扉には(不自然なところで改行された)Toiletの文字。
ウケル。
清潔なのですよ。とても。
ただ…普段見慣れたトイレと形状が違いすぎるっていうだけで…。
インドや中国で用を足してきたわたしからしたら、十分すぎるほどですよ。ただ、普段見慣れたトイレと形状が違いすぎるっていうだけで
壁には不可大便の文字。そ、そうね。