採卵予定周期では、卵巣刺激により採卵前でも卵巣腫大がみられる場合があります。
腫大した卵巣は捻じれること(茎捻転)がありえるので、多くの卵胞が発育してきた場合はスポーツや性交渉を避けていただくことが基本になります。
少数の卵胞しか発育していないような場合、とくに医師からの指示が無ければ基本的には通常の生活で構いません。
禁欲期間が長くなると、精子のDNA損傷率が増加することが知られています。このため射精間隔が短いほうが精子改善に繋がる可能性があります。
当院の生殖補助医療(体外受精・顕微授精)成績においても、禁欲期間が長い場合と比べて、射精間隔が短いほうが、胚盤胞率、良好胚盤胞率ともに良好な結果が得られています。