当院では、女性年齢・抗ミュラー管ホルモンAMH値のほか、月経時の胞状卵胞数や過去の卵巣刺激に対する反応性なども加味して採卵のための卵巣刺激方法を個別に相談決定しています。

 

下記の表は、女性年齢(40歳未満/以上)とAMH値による大まかな卵巣刺激の当院基準です。

 

 

 

こうして卵巣刺激を行って採卵した2020-2022年の当院データを、女性年齢(40歳未満/以上)とAMH値に分けて平均採卵数で示します。


 

採卵数は、女性加齢でも減少しますが、卵巣予備機能(AMH 値)で減少しています。

 

採卵数1個や女性年齢43歳以上など困難と思われる状況においても、妊娠出産されている方もおられますが、下記グラフのように期待率は低下しています。

 

2020~20222年 岡山二人クリニック 

 

新鮮胚移植:初めての採卵周期に良好形態分割胚と子宮環境がある場合に移植

 

      (当院ではあまり実施していない)

融解胚移植:移植可能な胚盤胞を凍結し、採卵周期とは別周期に移植

      (当院ではホルモン補充療法による移植がほとんど)

 

 

累積妊娠率:1回の採卵によって妊娠された割合

 

累積生産率:1回の採卵によって1人を出産された割合

 

 

初回採卵に絞った成績など当院の生殖補助医療の治療成績はホームページでご確認ください。

 

 

こうしたデータも踏まえて、自分たちの治療計画を立てる必要があります。

「知らなかった」はないようにしたいですね!