胚移植あたり妊娠率

2020年から2022年に当院で実施した胚移植周期あたり妊娠(胎のう)確認できた割合を女性年齢層別に示します。

新鮮胚移植:採卵した周期に胚移植することです。当院では採卵3日目に良好形態の分割胚があり、かつ移植できる条件が揃っている場合に、希望があれば移植可能としています。

融解胚移植:採卵5~6日目に移植可能に発育した胚盤胞を凍結保存し、別周期に融解して胚移植することです。

  • 当院の新鮮胚移植は、採卵3日目の良好形態分割胚を基本として行っています。
  • 新鮮胚移植と比較し、融解移植のほうが高い妊娠率を示しています。
  • 「良好形態分割胚と判定していても胚盤胞に発育しないこともある」ことも、新鮮移植より融解移植のほうが妊娠率が高い理由の1つとして挙げられます。
  • 新鮮移植/融解移植ともに女性加齢により妊娠率は低下していました。

 

次のグラフは上記を初回採卵に限ってみた成績です。

これら成績は必ずしも個々のカップルにあてはまるものではありませんが、相談の参考にしてください。