風疹・麻疹

 

風疹、麻疹や流行性耳下腺炎に対するワクチンは生ワクチンであり、2ヶ月間(8週間)は妊娠を避ける必要があります。

 

 麻疹の単独ワクチンは流通しておらず、麻疹と風疹ワクチンと混合したMRワクチンを接種することになると思います。 このため胚移殖自体は2ヶ月間待つ必要がありますが、胚移殖を行わない(全凍結を行う)のであれば、採卵することに問題はありません。 

 

また、男性や同居家族も、妊婦への風疹感染の媒介者になる可能性がありますので、抗体が不十分であれば一緒にワクチン接種しておくことをお勧めします。男性はワクチン接種したからといって避妊の必要はありません。

 

 

 インフルエンザワクチン

 

 インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効と報告されています。

 

インフルエンザワクチン注射剤は、不活化ワクチンです。 点鼻薬は、生ワクチンに分類されます。なので点鼻薬は2ヶ月間の避妊が原則になります。なので妊活中の方は注射でのワクチン接種を受けてください。

 

基本的に、不活化ワクチンには病原性のあるウイルスや菌は含まれていませんので、「病気になることはありません」。単に免疫をつけるためだけのものです。 

 

月経周期、体外受精周期、融解胚移植周期、妊娠期間での接種制限はありません。 予防接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでに2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約5ヶ月間とされています。