岡山二人クリニック 管理栄養士 望妊レシピ
八朔ピールとオランジェット
2〜3月が旬の八朔はビタミンCのほかクエン酸、オーラブテン、アスパラギン酸、ナリンギン、βクリプトキサンチンなどの栄養素が含まれています。
今回は八朔の皮の栄養を摂り入れるレシピです!
八朔のオレンジ色素βクリプトキサンチンは、体内に取り込まれるとビタミンAに変化するカロテノイドの一種です。ビタミンAと同様に強い抗酸化作用が期待できる栄養素です。
皮に含まれる色素成分オーラプテンもビタミンCと同様に高い抗酸化作用を持っています。
【栄養成分】
- 栄養成分を砂糖のみとして ピール1本 10.7kcal(出来上がりピール43本 砂糖120g 464kcal)
- 栄養成分:果皮の栄養成分値は不明
【材料】
- 八朔皮 150g(およそ八朔2個分)
- グラニュー糖(または砂糖) 120g(八朔皮の重量の80%)
- 水 120cc
【作り方】
- 八朔に十文字の切れ目を入れ剥き、実を取り出す(実は食べてください)
- 4等分の皮を鍋に入れ水を加え10分加熱し、茹でこぼす
- ②を繰り返す。茹でこぼしたあと水を加え、皮を浸す(一旦ここで中途もOK)
- ③皮についている綿の繊維をスプンでこそげ落とす(綿を落としすぎないように)
- ④の皮をくし形にそって4-5等分に切る
- 鍋に半量のグラニュー糖と水全量を入れかき混ぜてグラニュー糖を溶かす
- ⑥の鍋に⑤の皮を加え中火にかけ、沸々したら弱火で10分加熱する(見守る程度でOK)
- ⑦の鍋に残りのグラニュー糖を全体に廻し加え、弱火で煮汁がなくなるまで加熱する※最後は箸で軽く動かしながら鍋の淵が焦げないようにする
- オーブンの天板にクッキングシートを敷き、⑧の皮を並べ半日から1日乾かす※急ぐなら、オーブンで余熱なし100℃30分、皮を裏返し再度余熱なし100℃30分
- 皮のベトベト感がなくなれば出来上がり!
●できあがったピールでオランジェットも試してみてください
- 耐熱容器に刻みチョコレートを入れ、電子レンジ600Wで1分(溶け加減で調整)
- チョコが溶けたらピールを入れ、クッキングシートに載せて固まるのを待つ
廃棄しがちな柑橘類の皮にも身体を守る栄養素が含まれています。
時間がある時に作ってみてくださいね❣