子宮頚がんは、ヒト・パピローマ・ウイルスHPV感染が発症原因になっていることが明らかになってきています。このウイルス感染を防ぐためにHPVワクチンの定期接種やキャッチアップ接種がすすめられています。HPVワクチン接種をして、定期的に子宮がん検診をするようにしましょう!

 

子宮頚がん検診 (子宮頚部細胞診)、子宮膣部(子宮の膣に突出した部分)の細胞を擦りとって、顕微鏡で異常細胞がないか調べます。検査後、時に少量出血がみられることがありますが、痛みはほとんどありません。月経期間中は十分な細胞が得られないので検査できません。

 

子宮膣部をみると、多くの方(特に若い方)では「子宮膣部ビラン (粘膜が剥がれたように見える)」がみられます。この子宮膣部ビランは、検査で異常がなく異常出血がなければ、治療を要すものではありません。

 

診察時に子宮膣部びらん認められた場合、子宮頚がん検診を受けておられなければ、保険診療での子宮頚部細胞診をおすすめすることがあります。これは「がんを心配して」というほどではないのですが、「肉眼的所見だけで、がん発生を否定できない」ので、念のために積極的に検査しておくことがすすめられます。

 

 

子宮頚がん検診とは別に子宮体がん検診(子宮体部細胞診)があります。子宮体がん検査は、子宮内腔に細い器具を挿入し、子宮内膜の細胞を採取する必要があります。このため、妊娠している可能性がある方(可能性を否定できない時期)には検査できません。また、月経中も十分な細胞が得られないため検査できません。月経がある方では、月経終了後から排卵前までの期間に検査をおこなうことになります。

 

子宮体がん検査は、不正出血があるような方が対象になりますが、不妊や卵巣機能不全や肥満などとの関連も注目されていますですので、こういった方は早めに医師に相談していただくのが良いと思います。