【DHEAの卵巣機能低下へのプラス効果】

 

  • DHEA は、男性ホルモンや女性ホルモンの元になる物質です。
  • 老化によって崩れていくホルモンバランスを整える働きがあり、老化防止に対するサプリメントとして注目されています。
  • 卵巣予備機能低下(AMH低下など)により卵巣刺激に対する反応不良が予測される場合に2〜3ヶ月前より内服することにより、発育卵胞数の増加などが得られる場合があります。

 

 

卵巣年齢AMH低下(自分で出来ること)

卵巣機能AMH低下(DHEAは有効か?)

卵巣年齢AMH低下(採卵のために?)

 

【DHEA内服時期の推奨】

 

新鮮胚移植周期 タイミング法 人工授精周期

 

  • 内服期間:採卵日または排卵日まで
  • 服用中止:採卵翌日、推定排卵日翌日より周期終了まで

 

融解胚移植周期

 

  • 服用中止:周期開始時より終了まで

 

 

内服の推奨時期は以下の報告に基づいています。

【DHEAの着床障害の可能性】

下記の論文では、DHEAが着床に対しては障害となる可能性を示唆しています

 

Sci Rep 2016; 6: 38134 

DHEA投与によるPCOSモデルマウスは着床率が低下する