子宮頚がん検診で細胞診結果が ASC-USであった時、細胞診時の採取検体を用いて保険診療でのHPV検査(16・18型)を追加します。

このHPV検査陽性であった場合は、さらにコルポスコープ(拡大鏡検査)を行い、必要あればパンチバイオプシー(狙い組織診)をします。

この狙い組織診結果が、CIN1または2であった場合には、さらにHPVジェノタイプ検査(詳しいHPVハイリスク型のタイピング)を追加します。これら検査はサテライトクリニックで可能です。

しかしながら、200種類近くあるHPVウイルスの全てが分かるわけではありません。

なので、HPVウイルス検査が陰性であっても、また9価HPVワクチン接種をしていても、子宮がん検診を積極的に受けることが大切です。

こうした早期発見により、治癒でき、子宮温存も可能になります。