採卵のための卵巣刺激に用いるhMG/FSH製剤について、各製造販売業者から医療機関への供給が全国的に不足していましたが、このたびさらに製造販売会社から一時出荷停止の連絡(原薬の供給元である外部の製造会社において、製造工程が一部変更されている事が確認されたため、全世界での出荷を念のため見合わせる)がありました。

 

この出荷停止がいつまでこの状況が続くか不明であり、また他会社からの供給制限も見通しが立っていません。

 

現時点で当院に在庫している製品について、既に卵巣刺激を開始されている方の注射継続を最優先して使用するしかなく、あらたに卵巣刺激を開始する場合は「途中で注射液がなくなる」といった事態も考慮せざるを得なく、治療延期低刺激法(クロミッドやレトロゾールの内服)への変更など提案せざるをえない状況となっております。

 

当院だけでなく日本全国的な状況であり、ご理解・ご了承をお願い致します。