「胎のう」は
排卵日から3週間、胚盤胞移植から16日後
くらいから超音波検査で確認できるようになります。
この「胎のう確認」をもって
はじめて「妊娠」と言うようになります。
「胚移植した周期に妊娠が成立した割合」を
「移植あたり妊娠率」と言います。
「採卵した周期に対する妊娠成立した周期の割合」を「採卵あたり妊娠率」と言います。
http://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/ に掲載されている
日本産科婦人科学会の集計では、通常媒精と顕微授精に区別して、採卵した周期に移植(このことを新鮮移植と言う)の成績が報告されています。
採卵した周期の新鮮移植で妊娠出産されなかっても胚凍結保存できている方や、新鮮移植せず全凍結された方は、別周期に融解移植を試みることになります。
この「融解移植した周期に対する妊娠成立した周期の割合」を「融解移植あたり妊娠率」と言います。
http://plaza.umin.ac.jp/~jsog-art/ に掲載されている日本産科婦人科学会集計では、通常媒精と顕微授精を区別せずに融解移植としてまとめた成績が報告されています。
採卵しても受精卵が得られない、移植可能胚が得られないこともありますが、複数の移植可能胚ができることがあります。当院では、これを目標として採卵を行なっています。
こうした場合、「1回の採卵で得られた胚を、新鮮移植や融解移植(複数回もあり)して、妊娠成立された割合」を「採卵あたり累積妊娠率」として当院では説明するようにしています。累積生産率については「生産率について(体外受精の成績」をご確認ください。
「移植あたり妊娠率」もですが、「採卵することで、どれくらい妊娠できる可能性があるのか累積妊娠率でみる」ことが重要と思います。
さらには、実際に生まれた「生産率」、「累積生産率」が最も重要な治療成績の目安になります。
https://ameblo.jp/futari929/entry-12381992489.html
着床率については
https://ameblo.jp/futari929/entry-12381471418.html