Q.
ホルモン補充周期の胚移植を予定しております。
現在、エストラーナテープとルトラールを服用していますが、基礎体温がずっと低温期のままです。
高温期にならないまま、胚移植に臨んでも大丈夫でしょうか?
A.
ホルモン補充周期の融解移植では、
- エストラーナ(卵胞ホルモン剤)の作用により、基本的には卵胞発育が抑制され、排卵は起こりません
- 排卵しないので黄体は形成されず、卵巣で黄体ホルモンが産生されることはありません
- 黄体ホルモン剤(ルトラール)の黄体ホルモン作用で子宮内膜などの変化が起こります
- 当院では、黄体ホルモン使用開始から6日目に融解移植を行っています
ルトラールが確実に内服できているのであれば、予定通り開始後6日目に胚盤胞移植をして頂いて大丈夫です。
基本的には、黄体ホルモン剤(デュファストン を除く)は、基礎体温を上昇させる薬剤なので、高温相にはなるはずですが、、、。内服薬が「ルトラールであるか」、「基礎体温計が壊れていないか」は確認しておいてください。