ビタミンDは脂溶性ビタミンの一つで、キノコ類など植物由来のビタミンD2(エルゴカルシフェロール)と魚介類や卵などの動物由来のビタミンD3(コレカルシフェロール)があります。

 

これまで主にカルシウムとリンの吸収を促進し、骨をつくり、丈夫にする働きが知られてきましたが、最近、卵胞発育子宮内膜を着床に適した状態にするなど、妊娠や出産におけるビタミンDの働きについて注目されるようになってきました。

 

ビタミンDは、細胞の核内受容体への結合や遺伝子発現を介してその作用を発揮し、ホルモンに近い働きをしています。