• 人工授精は、受精の場である卵管膨大部(腹側側)に精子を近づけようとするものです。
  • 通常、精子は膣から移動を開始しますが、子宮腔内まで精子が進んだ状態を作りだします。
  • 子宮内腔から進んでいった多くの精子の中から1つの精子が通常とまったく同様に受精する可能性があります。
  • 人工授精は「受精現象」と関係するものではありません。
  • 両側卵管障害、抗精子抗体強陽性、高度乏精子症などは適応除外になります。
  • 精液は通常2ml以上ありますが、子宮腔内に注入できる液体量は0.2~0.4mlです。
  • このため人工授精では精液中の精子を、洗浄濃縮して少量の精子液として集めます(この処理には30分程度を要します)。
  • この精子液(0.2mL程度)を細いチューブで子宮腔内へ注入します(この操作は5分程度で済みます)。
  • 多少の痛みや出血があることもありますが、あとは安静にする必要もなく仕事もできます。

人工授精は、排卵日または排卵前日を目標に行う必要がありますので、排卵推定が欠かせません。