チームで働く意味をジグソーパズルに例えるとわかりやすいよね、という話を聞きました。
ジグソーパズルのようにみんなの力が合わさって1枚の絵を形作る感覚。
なるほど、そういえば昔、支配人はジグソーパズルばっかりやっている子供でした。
今ではたった20数ピースのチーム・・・
当時作っていた2000ピースとかのジグソーパズルの何倍も難しいチーム作りに四苦八苦しております。
支配人も含め、スタッフ一人一人がパズルのピースであり、
それぞれが得意な分野、苦手な分野を持っている。
得意分野は出っ張って飛び出している凸の部分。
苦手分野は丸く凹んでいる部分。
ピースの形はみんな似ているようで、でも全く同じ形は一つもない。
だからもちろん、誰か一人が欠けてもその作品は完成させることができません。
誰かの得意分野が誰かの苦手分野を補うようにぴったりはまり、キレイな絵が出来上がってゆく。
みんなやりがちなのが、苦手分野はまわりに申し訳ないから必死に隠そうとして、そのピースの形をごまかそうとしてしまうこと。
そうするとその部分が得意であなたの凹みを埋めてくれようとしている人の凸の部分も役立つスペースがなくなってしまう。
そうやって思い描いていた絵がうまく完成しないで、みんなが違和感を抱きながら苦しんでいる・・・
そんな組織って少なくないような気がします。
支配人も自分の苦手なところは出来るだけ自分で何とか凹みを埋めて、丸だか四角だか、そんなきれいなピースになろうともがいていたころがありました。
そしてそんなピースはどこにもハマる場所を見つけることが出来ず、みんなの完成図の妨げになってしまっていたのかもしれません。
ふたり木もれ陽というたった10室の小さなホテルでも、
1人でどんなに頑張ったって、出来ることなんて知れています。
お客様をお迎えするには絶対にチームで動かなくてはなりません。
料理が得意な人、
笑顔が素敵な人、
チェックインが上手な人、
字がヘタクソな人、
チョコペンがうまい人、
英語が苦手な人、
日本語も苦手な人、
文章がきれいな人、
声が大きい人、小さい人、
絵がうまい人、
手先が器用な人、
運転が下手な人、
電話の声がやさしい人、
人前で話すのが苦手な人・・・
苦手な部分をさらけ出せるだけの心理的安全性も大切になってくるところ。
それぞれの強み、弱みの活かし方はパズルを組み立てる支配人の腕の見せ所ですね。
凸凹なピース、凸凹な人間、凸凹なチーム。
この人たちが唯一無二の「ふたり木もれ陽」という素敵な絵を描いてくれているんです。
パズルは角から攻める支配人