最近は「分人(ぶんじん)」という考え方が面白いな、と思っています。
「個人」に対して「分人」。
「個人」は、分割することのできない一人の人間であり、その中心にはたった一つの「本当の自分」が存在し、さまざまな仮面(ペルソナ)を使い分けて、社会生活を営むものであるという考えに対し、
「分人」は対人関係ごと、環境ごとに異なる分化した自分が存在し、それら複数の自分がすべて「本当の自分」なんだよね、っていう考え方。
なるほど、面白い。
確かに、仕事中の支配人と、
奥さんと話してるときの支配人と、
両親と一緒にいるときの支配人と、
中学高校で部活を共にした仲間といるときと、
大学デビューしてから出会った友達といるときと、
外国人相手に一生懸命英語をしゃべっている時と、
調子に乗ってお酒飲み過ぎたときと、
何ならこのブログの中での支配人と・・・・
全部ちょっとずつ違った人格を持っているような気がします。
どれが本当の支配人で、どれが仮面を被った支配人なのか・・・
全部本当の支配人だと言われれば、確かにそうなんです。
なるほど、面白い。
なんだかいろいろとうまく行かなくて、自分のことを嫌いになってしまいそうなときは、その分人の比率を下げて、
自分が活き活きできる分人でいられる環境に身を置くことが大切らしいです。
何か難しい問題にぶつかったとき、
自分の判断は正しいだろうか?
やれることは全部やったかな?
今の分人で迷ってしまったら、ちょっと環境を変えて、別の分人の時に自分に問いかけてみることも有効です。
自分の思考を深める問いを投げかけてくれる自分、
追い詰められた自分を許してくれる自分、
迷ったときに背中を押してくれる自分・・・
色んな「本当の自分」である分人をうまく使い分けて、幸せな人生を歩んでゆきたいものです。
・・・で、支配人、これからどうするの?
分人たちに聞いてみます。
いつも酒飲んでる分人に聞いて失敗する支配人