映画「シンバッド七回目の航海」1958米 | 二村旅人のブログ

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映画やテレビの話題などなど。漫画と言いつつ絵本とか。お手軽な音楽動画がほとんどですが…記事は毎日更新を断念し、随時アップ中。 f(^^;

原題 The 7th Voyage of Sinbad
ネイザン・ジュラン監督で「千夜一夜物語」の【船乗りシンドバッド】の映画化
特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンの出世作です。
コマ撮り(ダイナメーション)キャラクターとの合成具合に古さを感じるでしょうが、私は(昔の人だから?)味があってファンタジーらしさを感じる楽しい作品
一見の価値ありでございます。

イマジカBSにて無料放送だったので、懐かしくて逃さず録画。
特撮の巨匠レイ・ハリーハウゼンが手掛けたシンドバッドの映画は3本あるのですが…
な、な、なんと…3作連続無料放送でした。

◎シリーズ第1弾が「シンバッド七回目の航海」

英語名 Sinbad をもとにしたシンバッドって呼び名よりも、アラビア語をもとした【シンドバッド】のほうが日本人としては馴染みですよね。

◎お話は…頂きです… m(_ _ )m
バクダッドの王子シンドバッド(カーウィン・マシューズ)は、チャンドラ王国との平和条約締結を終え、婚約者のチャンドラ王国の王女パリサ姫(キャスリン・グラント)らと共に船長として帰途の航海。
食料補給で海図にない謎の島へ上陸したところ、黒魔術師ソクラ(トリン・サッチャー)が一つ目の怪物サイクロプスに追われており、彼とともに脱出する。
ソクラは、サイクロプスが隠している財宝の中から「魔法のランプ」を盗もうとしていたのだが失敗。

魔法のランプは、ある呪文(ソクラだけが知っている)を唱えれば中からランプの精ジニー(本作では少年の姿です。本当の名はバラーニだそう。)が現れて願いを叶えくれるというものだった。

ソクラは島への再航海をバクダッド国王とシンドバッドに申し入れるが拒否されたため、黒魔術でパリサ姫を小人に変えてしまい、「姫を元に戻すには、島に棲む双頭の巨鷲ロック鳥の卵の殻が必要」とシンドバッドを航海へと誘う。
危険が伴う航海ゆえ、シンドバッドは恩赦を与えるとして死刑囚25人も乗員に加え、危険な島へ再び向かう…。

映画「シンバッド七回目の航海」予告

↑引っ張った予告映像は一部モノクロでしが、フルカラー作品ですので念のため。 ^^;

◎レイ・ハリーハウゼンの特撮手腕が最大の見せ場。
ソクラでさえ手に余る巨人サイクロプスとソクラが飼っているドラゴンの戦いとか…円谷(着ぐるみ)特撮とはマタ違う味わい。

ソクラが黒魔術で操る骸骨剣士とシンドバッドの戦い…アタシャ特に骸骨剣士が好き ハート

このキャクターは、5年後の「アルゴ探検隊の大冒険」1973英では7人にスケールアップして登場してます。

◎音楽はバーナード・ハーマンで、「序曲」♪からしてエキゾチック。 (o^-')b


◆シリーズ第2段は少し間があいて16年後(「シンドバッド黄金の航海」1974米)です。
これに合わせたリバイバル公開では改題「シンドバッド7回目の冒険」ですので、DVDはこちらのタイトルになってるかな。