映画「スター・トレック」1979米 | 二村旅人のブログ

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映画やテレビの話題などなど。漫画と言いつつ絵本とか。お手軽な音楽動画がほとんどですが…記事は毎日更新を断念し、アップ停滞中。 f(^^;

ジーン・ロッデンベリーの原案に基づく23世紀の宇宙での冒険を描いたSF・TVシリーズ「宇宙大作戦」(Star Treck)'66~69(3シーズン。全79エピソード。)の劇場版第1作。

「宇宙大作戦」という邦題は、現在は「ミッション・インポッシブル」(Mission: Impossible)のタイトルの方がお馴染みになったんでしょう…TVシリーズ「スパイ大作戦」'66~73(7シーズン。171エピソード。)の影響です。

ま、昔話はさておき(とか言いながら昔の映画話ですが… )、原題は、Star Trek: The Motion Picture です。
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◎TVシリーズ終了後も【トレッキー】と呼ばれる根強いファン(あ~、私は申し訳ないんだけど、違います… )を持つことから、新TVシリーズが企画され、'77の映画「スター・ウォーズ」の大ヒットの影響で劇場用となったこの映画。

監督は、巨匠ロバート・ワイズ。
SFだと「地球の静止する日」'51米(リメイクされましたね。)や「アンドロメダ…」'71米も撮ってます。

名キャラクターのMr.スポックを演じるレナード・ニモイが、当初はキャラクターの権利裁判で作品参加が見送られていたものの、結局は参加することになっての脚本の手直しがあったり…
特撮が間に合わないと撮り直しのためSFX担当が交代したり…
初号試写ではロバート・ワイズ監督が頭を抱えてしまうような出来上がりで手直しが必要だったにも関わらず、年末のクリスマス・シーズン上映に間に合わせることを求められており、十分納得できる仕上がりとならなかった…などのトラブル続き…
といったエピソードは、昨日、実家にちょっと戻って、二村書庫からジェームズ・ヴァン ハイス:著「スター・トレック大研究」
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って本を引っ張り出して引いてきたネタ。(;´▽`A``

ストーリーに対する不満やコスチュームをTVシリーズと変えたことなどでファンの評判は芳しくなく、大ヒットはしませんでしたが、劇場版がこの後も製作されたことで、現在もTVに映画に…とシリーズが続いていることへの布石になった重要な作品。

◎お話ですが…Wikiいただき… m(__)m
天体規模ほどもある巨大な雲状の「何か」が銀河系を進んでいく。
その進路上で迎撃しようとした(TVシリーズで好敵手キャラだった)クリンゴン星人の艦隊や調査を試みた連邦のステーション・イプシロン9は攻撃を受け、消滅。
進路の先には地球があり、迎撃可能な宇宙船は、5年間の調査飛行の後、軌道上のドックでの大改装を終えようとしていたエンタープライズ号だけであった。
提督に昇進していたカークは地上任務に就いていたが、この危機に乗じて、再びエンタープライズ号の指揮を執る。
犠牲を伴いながらも体制を整え、カークたちは地球までわずかの距離に接近した「何か」=巨大な雲の中に「ヴィジャー」と名乗る謎の存在がいることを突き止める。
ヴィジャーは自らを造り出した創造者(クリエイター)を捜し、一体になろうとしているという。
地球上にいる炭素ユニット(人類)達が創造者との交信を阻んでいると判断したヴィジャーはその抹殺を謀るが、機転を利かせたカークが創造者を教える条件で直接ヴィジャーに会いに行く。
そこでカーク達は「ヴィジャー」とその「創造者」の意外な正体を知ることになる…

映画「スター・トレック」予告

●こういうストーリー、すきなんですよね~。
(あ、もちろん劇場版第4作のタイム・スリップ的なネタが…何度かそんなこと書いてるけど(笑)…超好きです。)

ちょっとネタバレですが、本作のアナグラム・ネタってヤツも結構好きなんだわ。

◎カーク提督(ウィリアム・シャトナー)、Mr.スポック(レナード・ニモイ)、Dr.マッコイ(ディフォレスト・ケリー)、チャーリー(ジェームズ・ドゥーアン)、ウラ(ニシェル・ニコルズ)、スールー(ジョージ・タケイ)、チェコフ(ウォルター・ケーニッグ)、チャペル(メイジェル・バレット)、ジャニス・ランド(グレース・リー・ホイットニー)のメンバーが出演。
これに加えて、TVシリーズでいうなら本作のゲスト出演と言えるのが、エンタープライズ号の艦長の座を今回のミッションでカークに明け渡すことになる若きデッカー(スティーブン・コリンズ)と
優秀なナビゲイターのデルタ星人のアイリーア(パーシス・カンバッタ)の2人。

彼女の役柄は、スポックが出ないことを前提にした当初脚本が書かれたことから、スポック的な役割を与えられることになったようです。
ビジュアル的には(当時としては珍しかったカナ?)坊主頭が印象的でした。

◎さて、最後に音楽話を…
TVシリーズはアレクサンダー・カレッジがテーマ曲 を書いてますが、この映画では二村が大好きなジェリー・ゴールドスミスハート

超メジャーなジョン・ウィリアムズに負けてない…と個人的には思うのですが…

エンド・タイトルの中盤で流れる「アイリーアのテーマ」♪がまた美曲

'99に出た劇場版第1~5作の曲(ってことで、第2、3作担当のジェームズ・ホーナーと第4作担当のレナード・ローゼンマンの楽曲を含む)をチョイスした渋いCD「ベスト・オブ・スター・トレック」を持ってます。
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◆基本、20世紀の人間でございまして、劇場版最新作の話題も聞こえてきてますが、全く触れず…申し訳ございません。