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日本は夏休み始まったばかりですが、アメリカの早いところはもうすぐ夏休み終わりです。
秋休みがない学校は夏休み8月下旬までありますけどね。
もう教職離れて夏休み自体関係ないのに、この時期になるとテンション下がります
今回は気が向いたら書く「学校シリーズ」。
アメリカの公立学校の教師には「テニュア(tenure)」という『終身在職権』があるんです。
最初の3-5年教職中、定期的に監視、評価され、自分でも自分のプログレスを提出して、認められたらテニュアの権利を獲得できるシステムです。
テニュアをずっと取れない場合は、教職を続けられないことになります。
テニュアがない間は、職の補償はなく、いつ契約が切られるかわからない状況。
アメリカの公立学校では、教師が希望を出さない限り、移動はなく、ずっと同じ学校で働くことができます。
希望する学校にポジションが空いてない場合は、移動はできません。
ですが、テニュアを獲得していない先生のポジションは「空き」のポジションと見なされ、テニュアの先生がそのポジションに移動することができるのです。
私もまだテニュアを獲得できていない期間中に、テニュアの先生にポジションを譲らないといけない経験があります。
日本語のAP(advance placement course)を教える資格を取り、APのクラスを教える準備までしていたのですが、APを教える資格がないけど、テニュアの先生にポジションを譲ることになったのです。
もちろん、生徒はAPのクラスを取ることができません。
幸いにも、次に雇ってもらえる学校がすぐに見つかり、移動できました。
でも、教える科目によっては、どこの学校にもポジションが空いてない場合もあるのです。
テニュアさえ獲得できれば、よっぽどなことをしない限り、辞めさせられることはないという利点はあります。
でも、テニュアであっても、大変な目に合う先生もいるのです。
そのことについては、またの機会にお話しできればと思っています。
See you soon
アメリカの公立中学と高校で12年間ぐらい教師をしていました。
病気でキャリアチェンジをし、今は違う職に就いています。
アメリカには長年住んでいますが、教職時代の経験があまりにも濃厚過ぎて、今までの人生で一番カルチャーショックを受けた時期だったと思います。
その時の経験をシェアできたらとシリーズ化して、綴っています。
学校関係についての過去ブログ
アメリカで日本人教師があんぐり①-麻疹のワクチン
アメリカで日本人教師があんぐり②-汚教室