愛された感触が素肌と心に今も消えずにあるから | 泣き笑いせつなブログ『週刊とっちゃんの部屋』

愛された感触が素肌と心に今も消えずにあるから

【凱旋門】



もう少し傍にいて

幾つもの夜を

ひとりきり過してきた

ぬくもり

ほほえみ

頬にかかる甘い吐息



愛はいつも 悲しみだけを

君のもとに残してきたけど

もう泣かないで

僕は君だけのもの



別れたあの時と

同じように今夜

窓の外 静かな雨

いつでもポケットに

君の写真 抱いて寝たよ



人はいつも失くしたものの

重さだけを背負ってゆくけど

もう離さない

君は僕だけのもの



戦い疲れた兵士が今

帰って来たよ  帰って来たよ



愛はいつも 悲しみだけを

君のもとに残してきたけど…



人はいつも失くしたものの

重さだけを背負ってゆくけど…



(作詞・作曲/浜田省吾)










日付変わって今日4月30日は、浜田省吾さんのお父様の31回目のご命日。
(1987年4月30日午前5時49分永眠)


お父様の棺の中に、この『凱旋門』が入ったアルバム『PROMISED LAND~約束の地』を省吾さんがそっと納めた話は有名ですね…。











【ある晴れたの日の午後】

(2014年8月14日、2016年8月13日付)


あ、省吾ファン以外の読者のみなさん



省吾さまの歌にあるんです



今回のblog title と同名の名曲が



【ある晴れた夏の日の午後 】


風が青い稲の穂を撫で抜けてく畦道
静寂 蝉の声 自分の付く息 足音
真上から照りつける八月の太陽
鋭い刃で切り取った影を踏みながら
額から背中から流れ落ちる汗
視線の向こうは陽炎



(2005年 作詞:浜田省吾)



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まさに、歌詞の世界そのものの中をとっちゃんぽ*・゜゚・*:.。..。.:*・'(幸せ~)



ふぐすま県人でえがったなぁ~ドキドキ





掲載(紹介)したのは1番だけですが…


よく読者さんに質問されたのは


その2番の歌詞について




『とっちゃん、あれはどういう意味かな』





わかりません (笑)


作り手(省吾さま)にしか正解(?)は出せないのであ


各々でどんなシチュエーションを思い描いたにせよ、『それは間違いだよ』とは絶対に言わないと思いますよ あのおかたは*・゜゚・*:.。..。.:*・'

“君たちがそう思ったのなら、それが答えだよ”

そう言ってサングラスの奥の瞳が微笑むのではないでせうか
( ´艸`)







静寂に響き渡る蝉の声…

それは短いながらも“懸命に生きている”彼らの証(あかし)


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以下、2番の歌詞

写真の中の君 無邪気に笑ってる浜辺で
この時 君 二十歳過ぎで
あどけなさの中に 強い心 秘めている
生命の輝き ほとばしる瞬間をとらえたのはこのオレ
名付けようも無い感情で
つむじ風 湧き立ち
手招くように 導くように 明日へと
いつかまた逢える日が来た時
君に恥じない日々 送ることを誓おう青空に
愛された感触が素肌と心に今も消えずにあるから









これ、写真の中の君は

少なくとも女性ではなく男性ですよね
(注:もちろん正解は省吾さましか知りませんよ)



当時、リア友たちとの間でこの話題になったときは


「写真の中の君ってのはたぶん省吾自身かお父様だね」


(省吾>お父様)



と話してましたが


いまは、お父様だと確信してます









これ、ポイントは

ある晴れた夏の日の“午後”

といふのがひとつのキーワードですよね


そして、本来なら

DVD「僕と彼女と週末に」



the best of shogo hamada vol.3「The Last Weekend」

に収録されて然るべき曲である!


とも(個人的には)思ってます









「いつかまた逢える日が来た時
君に恥じない日々 送る事を誓おう青空に」



も、いつか天国でお父様に再会することと考えれば合点がいくし




「愛された感触が素肌と心に今も消えずにあるから」


別に愛しあうのは男と女だけではないですよね




見返りを求めない究極の愛は

そう親子間の愛です





考えてみてください

もし、この曲が

単なる男女間の恋愛の歌ならば


ON THE ROAD 2005

オープニング曲(※)に持ってきたでしょうか



















…と ここまで書いておいて言うのもなんですが(笑)


ひとつの作品で、幾重にもストーリーが拡がるのが名作なんですよね
(・∀・)b


浜田省吾のアルバムは、そんな名作の宝庫*・゜゚・*:.。..。.:*・'





繰り返しになりますが

“君たちがそう思ったのなら、それが答えだよ”

そう言って省吾さまのサングラスの奥の瞳は微笑むでせう









省吾さまの口からはっきりと

写真の中の君?ああ、あれはね…



と語られてない以上、


とつをも「わかりません(笑)」

としか答えられないでふ





(※)


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DVD『ON THE ROAD 2005-2007 “My First Love”』より

(実際にON THE ROAD 2005-2007といふタイトルのツアーだったのではなく、ON THE ROAD 2005といふアリーナツアーとON THE ROAD 2006-2007といふホールツアーの2ツアー分を「ON THE ROAD 2005-2007」として(DVDに)まとめてpackage)








―――――<過去記事ここまで>―――――






↑貼付した記事本文中の


『これ、ポイントは

ある晴れた夏の日の“午後”

といふのがひとつのキーワードですよね』




ですが

ここまで書いても


『意味がわかりません』


とメッセージくださった方々がいらっしゃいました…。













当時の公式ジオログ(2005年7月29日付)で、省吾さまこう綴っておられてます




『「ある晴れた夏の日の午後」という歌にも書いたが、夏には「強烈な生のイメージ」と共に「死のイメージ」がある。
曇ひとつない紺碧の空。太陽。蝉の声。静寂。
喪服を着た男が自分の影を踏みながら歩いている…』









*・゜゚・*:.。..。.:*・'*・゜゚・*:.。..。.:*・'*・゜゚・*:.。..。.:*・'











1945年の夏。

警察官だったお父様が医師、看護師、青年団で構成された救援隊を率い、炎天下の中歩いて広島の爆心地に向かったのが…














73年前の、そう・・・

“ある晴れた夏の日の午後”




だったんです






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(DVD『SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2015-2016 “Journey of a Songwriter”
』より)





息子として本当に心から尊敬できる立派なお父様

天国の浜田敏太様、省吾さんに遭わせてくださってありがとうございましたクローバー


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(浜田省吾事典より)






とっちゃんも、お父様や、浜田省吾さんに(ファンとして)恥じない日々を送ることを

今日という日に誓います*・゜゚・*:.。..。.:*・'






凱旋門を聴きながら




おやすみなさい