なぜ手本通り書けないのか | 武田双龍の美しい文字を身につける方法

武田双龍の美しい文字を身につける方法

書道家・武田双龍主催書道教室「ふたばの街」で指導しています。
全国に支部を持つふたば書道会の理事長です。2017年2月14日にリニューアルし、「文字を美しくするブログ」に特化していきます。双龍の作品や日常はインスタグラムorフェイスブックをご覧下さい。

こんにちは、こんばんは。
双龍です(。・・。)


◯大筆でも小筆でもペン字でも、なぜお手本通り書けないのか

似せているつもりでも、書き上がると全くお手本と違うことに気づきますよね。

通信書道や教室に通われている方も、
毎月同じ箇所を添削されていませんか??

それは、貴方様だけではありません。

実は、、

ほとんどの方は、毎月同じ箇所を添削されているのです(・・;)

それほど、お手本通りに書くというだけでも難しいことなのです。


◯固定観念を捨て、1画1画を「疑いの気持ち」を持って書く

1画1画、書く前に、フルに頭を稼働させて、集中して書いてみて下さい。

自分のルーティンを疑い、このように考えます。

「いつもだったらこの長さで書くけど、もっと短いかもしれない」

そうすれば、たくさん書かずともお手本に近づけるはずです。

何も考えずにただひたすら書いても、イタズラにクセを増やしているだけで、上達していないのです。

字を上手くするより、クセを除去する方が時間がかかるので、、、

逆に下手になっていると言ってもいいでしょう。


それに、人の集中力はもって1時間です。

長く書いてしまうと、集中が途切れてしまい、手本に似せて書くことが困難となります。

少ない枚数、短い時間で、最大の成果を狙うため、
お手本と自分の作品との違いを目で確認する時間を増やしましょう。


◯クセのないお手本通りの字を書くとき、「気色悪く」なる

クセない字をきちんと書くことができているとき、、

自分ではありえない線や形で書くので、

「気色悪く」感じるはずなのです。

逆に、何の抵抗もなく文字を書き終えたら、、

間違いなくお手本通り書けていないとお考え下さい。


スポーツや武道でも、正しいフォームや型は大抵窮屈に感じるはずです。

書道も例外ではありません。

正しい姿勢や文字の形は、窮屈なのです(・・;)




さぁ、なぜお手本通り書けないか、お分かりいただけたでしょうか。

書道をされているみなさん、一度考え方を変えてみませんか??

無になって書いても楽しいですが、いつかその楽しさは飽きるはず。

だって、、、

無になって楽しめるのは、何も書道だけじゃないもの(・・;)

(言っちゃった、、ಠ.ಠ)


人は成長を感じなければ飽きてしまうのです。

成長するためには、考え方を変えなければいけません。


努力しろと言っているわけではなく、やり方を変えるだけです!

書く時間を増やさなくていいんです。

「考える」時間を増やすだけです。


そこを乗り越えれば、、、

天国のような楽しい書道の世界が待っています(〃'艸'〃)


私は仕事が終わるのが、だいたい22時くらいなのですが、それから2時間、趣味感覚で書道するんです(*゚Д゚*)

書道が楽しすぎるんです。

飽きない自分にびっくりします。


あぁ、、はやくみなさんに書道の楽しさを知って頂きたい、、ಠ.ಠ

これから、このブログや教室、お手本にて「書道の楽しみ方」をお伝えしていきますね♪
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