昨日のブログにも通ずる物もありますが


昨今の司法書士業界にも、低価格化の波が押し寄せております。


これは、先日司法書士で飲んだ時にも話があったこと



すでに他の士業業界でも、その波は来ているはず


五年くらい前に、税理士業界の中で、破格の料金体制を確立した事務所があり


司法書士業界でも、遅かれ早かれその波が来るのは間違いない


と囁かされていたことでもあります




原因としては、司法書士の報酬基準が撤廃され、事務所ごとに報酬が決められるようになったこと

(まあ、報酬基準自体はそんなに高くはなかったけれど)



法務局(登記所)内の相談サービスが充実し


時間、労力を惜しまなければ、そこで聞きながら作成することもできるようになったこと



インターネットの普及により、お客様が簡単に情報を入手することができ


登記の申請書くらいであれば、一般的なものは作れるようになったこと



また、司法書士の先生方のHPも多くなり


他の先生との報酬を含めた比較ができやすくなったこと



等が挙げられるでしょう。


もちろん、他にもたくさんあるんでしょうけど



そうすると、司法書士としては、ただ単に登記の申請を代理するだけでは


高額な報酬を取ることが難しい、ということに繋がります。



ですので、


HP、広告等で、事務所を知ってもらい、窓口を広げる


低廉で質のいいサービスをする


登記だけでなく、他のこともアドバイスできるような付加価値をつける


金融機関や不動産業者等との定期的に仕事がいただける得意先とさらに強固な関係を築く



等など、こちらとしてもいろいろな対策をしていかなければなりません。



今までは、情報が少なかったので、一度ご依頼されれば


その次も同じ司法書士に依頼する、ということが多かったと思います。


権利証が出回っていた事務所とかは、そのようなことが多くて


その点は今でも明らかに有利な面ですけど


今後、同じ司法書士に依頼する可能性が低くなっていることは間違いない。


お客様が司法書士を選べる時代なのです。



そういうお客様を取り込むような努力


一度来たお客様にリピートしていただける努力


どちらも重要ですので、上記に挙げた方法(またそれ以外)を駆使して



今後もこの波に負けない、お客様に選ばれる事務所を目指します。



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