ある方が亡くなり、相続が起こると
相続財産は、相続人全員の承諾がないと動かせなくなります
預貯金も、不動産も、株とか有価証券も・・・
ある一部の相続人の一存だけでは動かせなくて
相続人が例えば子供2人だとして
その一人が、半分の権利があるから、預金を半分下ろさせてください
と言っても、金融機関は応じてくれないでしょう
相続人を確定させるために、戸籍(除籍)持ってこさせて確認しますし
相続人の意思の確認のため、実印の押印のある(印鑑証明書付)の書面が必要になります
いまは地方に転勤していたり、都会に出ていったり、結婚して新居を構えたりで
なかなか相続人全員が近くに住んでいることはまれでしょうから
例えば、家族が集まるお盆などは、いい機会です
現に、当事務所でも、お盆にみんなが集まるので
その時に印鑑もらいます、というお客様が複数いらっしゃいます
現実に相続が起こっていない場合でも
家族が集まる機会はなかなかないかもしれませんので
万が一、相続が起こった場合など、今後の展望を考えてみるのもいいと思います
遺言書を作る、ということが一番いいかもしれませんが
口頭でも、自分の意思をみんなに伝えておくことは
大変重要です
そういえば、あの時父親はああ言ってたなあ
ということだあるだけで、争いになる確率が下がるはずです
シビアな、真剣な形でなくてもいいので
集まった家族とゆっくり、何となくでも
将来のことをお話することをお勧めします
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