物事を点のまま捉えるタイプと、
点と点を繋げて線として捉えるタイプがいる。
心屋で言うところの「後者」と「前者」の違いに過ぎないのかもしれないんだけど、
最近、その違いを如実に感じることが多い。
私は、点と点の繋がりを探って線で捉えようとするタイプ。
特に仕事では、大まかでもいいから業務全体の流れを1本の線としてまず最初に捉えたいし、
その方が断然、自分の頭への定着が早い。
そんな私が今、点のまま捉えるタイプの人から新しい仕事の引継ぎを受けている。
点、点、点。
次に来るのも、点、点、点。
そのまた次に来るのも、点、点、点。
集まった点と点を繋げて何とか線にしようと試みても、上手く繋がっていかない。
流れがつかめないまま、点の状態の業務を次から次へとこなしていかなければならない日々。
マニュアル的なものを用意してくれてはいるんだけど、これまた情報が点在していて、スムーズに線に出来ない。
マジかーーーーー
そもそもが煩雑な処理を伴う業務だし、加えてイレギュラーな案件も多いので、
もしかしたら点のまま捉えた方が効率的なのかもしれない。
でも残念ながら、私の思考回路は、点を点のまま捉える機能を有していない。
引継ぎの時間が残り少ないことを知り、内心かなり焦ってきた。
さてどうするか…
プライベートな空間に仕事の物は持ち帰りたく無かったが、背に腹はかえられぬ。
週末に、家でじっくり頭を使うことにした。
了承を得て持ち帰ってきたマニュアルをテーブルいっぱいに広げ、基本となる流れを掴むべく、点在した情報をまとめて点と点を繋げていった。
どうしても繋がらない部分は、質問項目としてピックアップ。
その週明け。
目の前にある業務の次の流れが見えるようになった。
まだ完璧ではないけれど、次に何をやるべきかが分かるようになった。
ようやく、点と点が線で結ばれ始めたのだ!
一時はどうなることかと思ったけど、後は慣れるのみ。
ここは時間に解決してもらおう。
*****
点か線か。
コミュニケーションを取る上でも、その違いはある。
話題がコロコロ変わると言われている女性同士の会話。
でも私の場合、自動反射的に前後の話題の繋がりを考えてしまう。
この話題を受けての、次、この話題への展開だな、という風に。
それもあってか、前の話題との繋がりで発したはずの自分の発言内容が、ちょっとズレた所に最終着地した場合、妙なやっちまった感を感じる。
自分以外の人の発言が前の話題と繋がっていなくても、そこまでは気にならない。
あ、もう違う話題に移ったのね、程度。
ただ、私の発言を受けて展開した(と思っている)話題に関しては、相手がなぜそれを語り出したのか、どういう繋がりを持って語っているのかを考えてしまう。
それがイマイチ分からなくて、「それってつまりはどういうこと?」と聞いても、点で話す相手はそんなつもりで話していないから、たった今自分が話した話題をリピートしてくれる。
「ちょっと話変わるんだけど…」的な枕詞を入れてくれれば、私も話題の繋がりを探さないんだけど、
当然のことながらそれは、線で理解する私の勝手な言い分なわけで。
こういう時、単なる性質の違いとは分かっていながらも、自分に厳しいフレーズがぽっと浮かんでくる。
どうせ私の話はつまらない
どうせ誰も分かってくれない
やっぱり私は
コミュニケーション能力が低い
その結果こう思うのだ。
やっぱりひとりが楽かも
あ"ーーーー
自分のコミュニケーションの仕方を文字化してみて、改めて思った。
思ってた以上に、私、メンドクサイ奴かも!
思ってた以上に、思考、無駄にフル回転させてるかも!
これじゃあ、気楽にお喋りが苦手なのも無理はないよね。
トホホ
*****
点で捉えるタイプか
線で捉えるタイプか
どっちが良い悪いではない。
でも、自分がどっちのタイプかを知っているだけで、色んな意味で諦めはつくかもしれないね。
今回もお読み頂きありがとうございました
Have a lovely day!
心とファッションのカウンセラー
ふたば