心とファッションのカウンセラー
ふたばです。
私はシャツを着ることが多い。
Tシャツではなく、襟のついたこういうの。
アイロンは掛ける派。
すぐしわになるのは分かっているけど、リネンシャツとかもきっちりアイロンは掛けたい。
きっちりと言いながら、朝バタバタした中でアイロン掛けをしているから、その掛け方は決して丁寧とはいえない。
アイロン台の脚は出さず、そのまま床に置いて、自分はウンチングスタイル(この表現で伝わる?)でささっと。
シャツの上にカーディガンでも羽織る時なんかは、襟と前立てと袖口だけアイロンなんてことも…
体裁を整えるためだけのアイロン掛け。
そこに愛はなかった。
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自己責任でホームクリーニングしたウールのカーディガン。
あちゃーーーー
編み目がちょっと乱れちゃった。
試しにアイロンのスチームを当ててみることにした。
普段は出さないアイロン台の脚を出して、自分もよっこらしょと腰掛けて。
カーディガンにアイロンを押し付けないようすれすれの所で、丁寧にスチームを当てていった。
編み目の状態を確認しながら、ウールの風合いを確認しながら、丁寧に丁寧に。
アイロンの重みをずしりと右腕に感じ始めたけど、それでも丁寧に丁寧に。
段々と編み目が整ってきた。
なんとなくふっくらしてきた。
「次のシーズンもヨロシクね!」
そんな事を思いながらアイロンを掛け続けた。
こんなに丁寧にアイロンを掛けたのはいつ振りだろうか。
カーディガン1着1着と深く語り合った気分だった。
*
手放すと決めたシャツ数着。
そのシャツたちにも丁寧にアイロンを掛けた。
シワが伸びにくい生地はスチームを当てて。
アタリが出そうな生地は裏返しにして。
生地の特徴を見ながら、アイロンの掛け方を変えいった。
テキトーにアイロン掛けをしていた時には気がつかなかった、生地のほつれやピヨピヨ飛び出してる糸始末。
その都度補修針やハサミで整えていった。
今までありがとうの気持ちを込めて、丁寧に丁寧にアイロンを掛けた。
我ながらそこに、愛を感じた。
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丁寧にアイロンを掛ける
これって、洋服たちへの私からの愛情表現になるのかも。
もちろん、着ることが一番の愛情表現。
でも、
お洗濯やブラッシング
アイロン掛け
それに、
ハンガーに掛けたり
畳んだり
そんな日常の何気ない行為も、洋服たちへの愛情表現になる。
だからこそひとつひとつ丁寧に行おう
そう思った。
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欲しいものリストに、スタンド式のアイロン台を追加。
座ってアイロンは腰が…
ただ、折りたたんだとしてもかなり存在感あるし、狭い部屋で置き場所はどうするか…
即決できずにいる。