心屋認定カウンセラーのふたばです。
つい最近、あるものを手放した。
ここ数年固く握りしめていたもの。
何度か手放そうとしたけど、怖くてできなくて、ただただギュッと握りしめてるしかなかった。
もういっか。
そっと手を緩めたら、スーッと消えていった。
そこに未練は残っていなかった。
私が手放したもの、それはFacebook。
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私がFacebookに初めて登録したのは、まだ日本で大きく流行る前のこと。
やった方が良いよと友人に勧められて、よく分からないままその場で登録した。
当時Facebookを積極的に使っていたのは、帰国子女とか留学経験がある人とか、海外と繋がりの多い人ばかり。
そんな人が大勢いる大学に通っていたので、大学の友人を中心に、私のFacebookの友達も徐々に増えて行った。
でもね、思えばその頃から、Facebookがあんまり好きじゃなかったんだよね。
1時間置きとか、やたら頻繁に投稿する、当時は友達だった人がいたの。
内容も、どーでもいいことだったり(←私には)、なんか意味深なことだったり。
通知がオンの設定になっていたからなんだけど、そういう事すらよく分かっていなくて、がんがん上がってくるその子の投稿が、正直めちゃくちゃウザかった。
一番勘弁して欲しかったのは、直接メールでやり取りすればいい私とのちょっと個人的なことに関しても、わざわざFacebook上でのやり取りを求められたこと。
心底イラっとしたから「そういうのは気分が良くないから止めて欲しい。直接メールで連絡して。」って伝えたんだけど、外国人の友達がたくさんいた彼女にとってはFacebookの方が使い易かったんだろうね、結局また、何でもかんでもFacebookでのやり取りになって…
っとまあこんなこともあり、私のFacebookに対するイメージは、そもそも良いものではなかったのだ。
*****
そうこうするうちに、日本でもすっかりFacebookは浸透。
私も積極的にFacebookを使わざるを得なくなったのが、パーソナルスタイリングのスクールに通っていた時のこと。
Facebookへの投稿自体が課題ってこともあった。
クラスメートや講師陣の誰かが投稿したら、見ましたよ、という確認の意味も込めて「いいね」を押さなければいけないというルール。
「いいね」を押したかどうかも見張られてる。←注意されたことがある
本気なら寝ないで取り組むのが当たり前、みたいなスクールだったから、Facebook内の秘密のグループは、毎日夜中の3時4時ぐらいまでチャット状態のやり取りが続いていた。
「いいね」があるかどうかで、そのやり取りに参加してるかしてないかがすぐばれる。
がんばる教で真面目だった私は、毎晩必死に参加していた。
でも、普通にサラリーマンだった私。
当たり前だけど、毎日睡眠不足で仕事中眠くて眠くて…
月初の諸々処理をしないといけない時も、数字を見てると自然に瞼が落ちてくる。
何度計算しても合わない。
全然集中できなくて、トイレに駆け込んで数分仮眠、を何度も繰り返したり。
無駄に席を立ってウロウロしたり…
あのスクールに通っていた時の私の仕事のパフォーマンスは、相当ヤバかったと思う。派遣だったのによく切られなかったな…
積極的に使うことになったにもかかわらず、私のFacebookに対するイメージは良くなるどころか、ある意味「恐怖」のひとつになっていった。
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心屋塾の一員となって、またFacebookと関わるようになった。
新しくアカウントを取り直し、しばらくして前のアカウントは凍結した。
心屋だからもちろん、Facebookを使わなければいけない、投稿しなければいけない、なんてルールは全く無い。
「いいね」を押してるかもチェックされない。
なんとも軽やかに投稿したり、コメントし合ってる心屋の仲間たち。
そんなみんなに触発されて、私もちょっと頑張って投稿やコメントをしてみたりもした。
ただ、ちっとも続かない。
妙に疲れるし、やたらと時間を取られる。
それが凄く嫌だった。
でも同時に、他の人みたいにFacebookを活用できない自分が、心屋人としてイケてないなと感じていた。
だから、仁さんが「ふーん族はSNSに投稿しない」って特徴をみつけてくれた時は、なるほど~ってめちゃくちゃ納得したし、ほっともした。
ふーん族とめっちゃ族の詳細はコチラ>>>★【永久保存版】「ふーん族」と「めっちゃ族」
私がFacebookに投稿しない(できない)のはふーん族だから。
そもそも「みんな見て!聞いて!」が無いからだったんだって。
確かに、
ココアを飲もうと冷たいミルクを注いで電子レンジで温めてたら、ココアが爆発して電子レンジの中がとんでもないことになった&飲みたかったココアはマグカップの中にほとんど残っていなかった
とか
残り少なくなったケチャップを先端に集めようとボトルを振ったら、キャップが外れて冷蔵庫や壁にケチャップをぶちまけた
とか
キッチンで起こるちょっとした惨事も、「アホだな~」とひとりでニヤニヤ笑いながら片づけるのが普通。
自己完結できちゃうし、それ以上を求めない。
私は、自他共に認めるふーん族なのだ。
*****
ふーん族だから…
そう自分に言い聞かせてはみても、めっちゃ族に対する羨望だけではない、諦めきれない何かが残る。
Facebookに投稿したりコメントしたりできない自分は、
冷めてて
話題が乏しくて
リアクションが悪くて
ノリが悪くて
面白い返しができなくて
盛り上がってる中に入れない
「つまらない人間」
Facebookに投稿したりコメントしたりできない自分は、
友達の投稿に「いいね」も押さなくて
友達の投稿にコメントもしなくて
コメント貰ってても返さなくて
誕生日メッセージも送らない
「礼儀がなっていない人間」
Facebookに投稿したりコメントしたりできない自分は、
行動力が無くて
発信力が無くて
知名度も無くて
自分を表現できない
「くすぶった人間」
Facebookに投稿したりコメントしたりできないことが、思いっきり自分のセルフイメージを刺激する。
認めたくない自分。
だから、なかなか手放すことができなかったのだ。
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個人的に活動をしていく上で、Facebook苦手はいつか克服しなければいけないなー、と内心ずっと思ってた。
ここ最近は、投稿はしないにしても、意識してFacebookは見るようにしていた。
やっぱり疲れるのよ。
無理してるから余計に疲れちゃう。
さすがに限界を感じた時、はっと冷静さを取り戻した。
改めてFacebookを見たら、そこに広がっていたのはめっちゃめっちゃ族の世界。
あぁ、もう無理だ。
もういいです。
降参します。
つまらない自分も
礼儀がなってない自分も
くすぶった自分も
全部受け入れる。
色んな意味で損するかもしれないけど、
それも受け入れる。
こうして、私のFacebookへの未練は消えていった。
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とはいえ、Facebookからの完全なる撤退ではない。
今まで通り、必要最低限で使っていく。
Facebook上のグループでしか知り得ない情報を得たり、写真を共有したり。
ブログのFacebookシェアも続けるかな。
なんだかんだ、ひとりでも多くの人に読んでもらえると嬉しいから…
って、あ~、なんかすっごいいやらしい考え!
嫌だ!苦手だ!とか言っておきながら、都合のいい時だけ使おうとするなんて…
まあでも、今更カッコつけても仕方がない。
もうあきらめた。
こんないやらしい私も、私なんだ。
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たかがFacebook、されどFacebook。
Facebookに振り回されていた、いや正しくは、勝手にジタバタしていた、とあるふーん族のお話でした。
最後までお読み頂きありがとうございました m(_ _)m
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