心屋認定カウンセラーのふたばです。
「そんなに引っ付いて歩かないでよッ!
もっと距離取って歩きなさいッ!」
ドキッ として
思わず声がした方を見てしまった。
お母さんらしき人と、その少し後ろに佇む女の子。
スーパーマーケットでの出来事。
*****
夕飯時。
お母さんは、ただ、急いで買い物を済ませたかっただけなのかもしれない。
家に帰ったらすぐご飯を作らないといけないから。
それだけじゃなく、
洗濯物も取り込まないと!
ご飯が済んだら片づけないと!
お風呂の準備もしないと!
子供達を寝かしつけないと!
アイロン掛けもしないと!
旦那の相手もしないと!
明日の朝食のことも考えないと!
やらないといけないことが、頭にいっぱいだったのかもしれない。
世の中のお母さんは、本当に忙しい。
休む間もなく、家族の為に働いてくれてる。
急ぐ気持ち
焦る気持ち
母親ではない私にだって、めちゃくちゃよく分かる。
でも、
ふとあの女の子の立場に立った時
なんとも切なく悲しい感情が押し寄せてきた。
*****
反応したってことは、私に何か古傷があるのかもしれない。
でも、母親にそういうことを言われた記憶はないんだよね。
考えられるとしたら、
家事やら家族や他人の世話で、常に忙しくしていた母親に遠慮して、本当は甘えてたいのに、邪魔しないように私が自ら距離を取っていた
とかかな。
*
お母さんは決してあなたを嫌っている訳じゃないんだよ。
ただ急いでただけ。
ただ焦ってただけ。
あんなこと言ったけど、
お母さん、ちゃんとあなたのこと愛してるから。
だから遠慮しないで
何度でも何度でも
お母さんに引っ付いていいからね。
お母さんに甘えていいからね。
大丈夫だから。
昨日スーパーで見かけたあなたへ