2023年7月
さて
抗がん剤に進む前に不安材料が
それは
血管が細いということ
以前、別の治療で点滴を受けた際
血管痛がひどくて泣いたこともあり
半年間の抗がん剤に耐えられる気がしない…
そこで鎖骨下に
CVポートというものを入れることにしました
これなら腕の細い血管じゃなく
胸の太い静脈へ抗がん剤が入ります
抗がん剤治療に向けてのささやかな武装です
ただ、このCVポート留置術は
基本 局所麻酔のみで行うとの事
局所麻酔の何がイヤかって
意識あって耳も聞こえるから
先生の「あっ」とか
「あれっ?」とか
そういう呟きも全部聞こえちゃうんですよね…
いっそ眠らせてほしいと先生にお願いしたところ
「点滴にうとうとする薬が入ってるから大丈夫」
と言われました
それなら何とかなる…かな
ポート留置は入院で行われました
午後からの手術なので昼食は絶食
飲水は自由
10:50 点滴開始
12:00 抗生剤の点滴追加
15:15 呼び出される
小さいストレッチャーに寝ながら
手術室まで運ばれる
手術は若い眼鏡の男性医師が担当
右はリンパ郭清していて
左鎖骨下にポートを入れるので
足首に血圧計を巻かれる
首から下にシートをかけられ
左鎖骨付近だけ露出するように
シートをハサミで切られる
鎖骨付近にいくつか局所麻酔を打たれる
しかし最近の麻酔は痛くなくていいですね
針が進化してるのでしょうか
(30年前の某手術の局所麻酔は痛かった…)
ポートをグイグイ押し込む先生
とにかくグイグイ押される
(長い時間に感じるが多分そうでもないはず)
痩せてるので骨に当たってる感が満載
グイグイの後は多分カテーテルを
通してるんだろうけど痛みや感覚は無し
たまに鎖骨付近がチクチクした
縫合して これで終わりかと思ったら
先生が
「なんか斜めになってる。
やり直します」
と言い出した
せっかく縫合した糸を外して
ポートの位置を整え
再度縫合
痛みはなかったけど麻酔が切れるんじゃないかと
ドキドキしてました
あ、ここまで読んで皆様お気づきのように
先生が言ってた「うとうとする薬」は
全然効いてませんでした
やっと終わってストレッチャーで部屋に
戻ったのが16:30
ズキズキ痛むので痛み止めの点滴を
1時間打つ
これがよく効いて その後はもう
痛み止め無しで過ごせました
ご褒美に売店でお菓子買って食べて
疲れたので20:00就寝
翌朝 傷口を固定していたテープをはがす
ポートを入れたところは腕を動かすと
違和感というか若干痛みはあるけど
痛み止めを飲むほどではないです
そのまま退院
本当なら7日後に抜糸なのですが
4日後から抗がん剤が始まります
抗がん剤が始まると傷の治りが遅くなるので
抜糸は当分様子見だそうです
あとはちゃんと点滴でポートが使えますように