(教育で用いるチームコーチングは、子どもたちの様子から瞬時に、より客観的に情報を読み取り、どう解釈・判断してどんな行動するかがポイント。これに尽きます。深い洞察力を身につけるため、毎日修練をしている・・・、そんな気がしています。)
おうちの方と一緒にがんばっている・・・らしい
次郎君が、「がんばろう」という素直な気持ちがあるのかないのか、よく読み取れない状況が続く中、宿題プリントだけは、毎日していました。
そのわけが、しばらく経ってわかるようになってきました。
(今度こそ、この学年で挽回するのだ)と、おうちの方と一緒に取り組んでいるという話が伝わってきたのです。
(ああ、だから、授業中の態度は微妙だけど、宿題プリントはよくやっているのかぁ。)とうなずけました。
みんなより遅れて、宿題を出しに来た次郎君の観察から、情報を読み取る!
ところがある日のこと、みんなより一人遅れて、私の所に宿題を提出に来ました。
その表情は、仏頂面。だらだら、ぶらりぶらりとした動きで、ふてくされた雰囲気が漂う感じ。
私は、何も言わず受け取りました。
いつもとちょっと違うなと思いました。
宿題に関しては、かなりポジティブだったからです。
だから宿題は、おうちの方の助けがあることで、彼も生き生きとやり直しをしていました。
ところが、今日はそのような雰囲気と一変しています。
(どうしてかな???)と思いました。
そこで、彼が提出した宿題プリントをのぞき込みます。
提出された宿題プリントから、情報を読み取る!
たくさんの情報が、私の中に飛び込んできました。
強い調子で、ピンが数か所書き込んでありました。
また、書いては消し書いては消しのよれよれ。
学校側への、おうちの方からのメッセージもありました。
「本人がもっとよくわかるように教えてほしい。」という~。
おうちの方と彼との感情の交差や戸惑い、悲しさや苛立ち・・・・が読み取れました。
つまり、おうちの方も彼も、「がんばりたい。今の状況を打ち破りたい」って、強く強く思っているのです。
けれども、その現実の壁が高く高くそびえたっているように彼らには思えている・・・という状況だと読み取れました。
私も、気を引き締めなければならないけれど、彼の気持ちをこれ以上落としてはならないと、瞬時に思ったのです。
彼が受ける授業は、十数分後に、つまり間近に迫っていました。
続く。