本日の午前中に所用で兵庫県龍野方面へ行ってましたので、その帰りに以前よりお参りしたかった、

天台宗 念仏山 教信寺へ立ち寄ってきました。

 

なぜ、このお寺にお参りしたかったのかと言いますと、上記のHPにもありますが、

「弘安9年(1286)に一遍上人が参詣された当時の教信寺の様子が聖絵に描かれている。一遍上人はこの時一泊され、遊行晩年は敬慕し続けた教信上人の播州賀古の教信寺を終焉の地にと願って淡路島より明石浦(兵庫県明石市)に渡ったが、別便ご縁の迎えの船が兵庫の島(神戸市兵庫区)へ案内され、正応2年(1289)観音堂(現、兵庫区真光寺辺り)で往生された」

のように、このお寺が時宗宗祖一遍上人と深い縁があるからでした。

 

さてこの教信寺は、幹線道路沿いの住宅地の中に突如として案内板が現れるような場所にあり、てっきり山寺なのかと思っていただけに少し驚きました。

しかし山門を潜ってみると、今度は逆に如何にも「念仏道場」と言った雰囲気が漂う質素な境内・ご本堂で、なんだかとても懐かしい雰囲気を感じました。

 

次に本堂の左手にある、このお寺を建立された教信上人の墓所(ご廟所)へ。

へえ〜

先ほど境内に懐かしさを感じましたが、ここはさらに一遍上人の墓所と似ていた為か、一瞬いまどこにいるのか分からなくなるような錯覚に陥りました。

段々と雰囲気に呑まれていく私…

そのご廟所を参拝した後、今度は本堂の裏手にある4つの塔頭寺院を拝観。

この4つの寺院、それぞれなんだか住職さん?の個性が現れているような感じで、一つ一つのお寺がとても興味深い。まるで、お釈迦様の四門出遊のお話のようでした(^ ^)。

 

 

その中でも特に興味を引いたのは、向かって左から2番目の「常住院」さん。

そこに入るととても美しい近代建築の本堂があり、その目の前にはさらに美しい「枯山水庭園」が。

一緒にお参りした大黒も感動したのか一生懸命写真を撮っていると、わざわざそのお寺の大黒さんが出てきてくれて、「常住院庭園 二十五菩薩来迎之庭(香霄庭)」のパンフレットをいただきました。

 

 

その塔頭のHPを見ても、そこの本堂の写真が無いので、ここは私がアップしておきます。

(このお寺の住職さん、私と同じで遠慮深いのかな 笑)

 

 

私はどちらかと言うと、庭よりこの本堂に興味を持ちました。

 

まあ正直な所、ここまで勉強になるとは全く思っていなかったのですが、季節外れの暖かい冬のお昼時に、一服の清涼剤のような爽やかな心地にさせていただきました。

ありがとうございました。

 

合掌

 

普照院HPに戻る