本日午前11時より、「月参法要会」をお勤めさせていただきました。

お申込みいただきましたお家の皆様、無事勤修できましたのでご安心下さい。

 

また今月も、命日法要や回忌法要などを含め多くのお供養の申し込みがありました。

皆様の篤信に感謝申し上げます。

 

本日は法要後に、土日10分間法話を行いました。

内容は、時宗季刊誌「遊行(ゆぎょう)」秋彼岸号『宗祖 一遍上人のおことば』の解説でした。

 

私事ですが、私は僧侶になる前までは「バイク屋の店長」をしていました。

その仕事を始めたきっかけは、もちろんバイクが大好きだったからです。

しかし家族を持ち、バイク屋の店長として自分の人生を終えることに対して疑問が生まれ、結果お寺の世界に飛び込むことになったのですが、その際に私は自分自身が一番大切にしていた「バイクと関わる生活」を断ち切らないといけない選択肢に迫られました。

と言うのも、僧侶になったばかりの当時の私の考えでは、バイクを所有する生活と僧侶のそれは全く相容れないもので、僧侶を続けるのであればバイクを捨てるということを選択しなければならず、やはりそれはとても辛いことでした。

しかし今となっては、それを捨てたおかげで僧侶としての活動は順調に進み、バイクも見るだけで充分に楽しめる方法を見つけることができました。結局は自分自身の僧侶としての生活と家族の安寧、そしてバイクという趣味も持続することができたのです。

 

上記の私の例えは違うかもしれませんが、とにかく苦と楽は表裏一体。

特に結果として「(快)楽」だけを残すことは、生きている私たちには不可能であることを、宗祖一遍上人は語られたのでしょう。

 

それでは次回は、11月1日(火)に予定しています。

本当は土日でなくても毎月法話は準備しているのですが、その日の参詣者を見て雑談で終わったり、今日の様な法話をしてみたりしていますので、興味のある方は気軽にお参りいただければと思います。

また、合わせて今後も檀信徒の皆様にこの法要がさらに周知され、お参りに来ていただく機会が増えることを願っています。

来月も何卒宜しくお願い申し上げます。

 

合掌

 

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