バルランプルのホテルの朝です。インド独特の朝もやが出ています。
渋滞を避けるため、朝の6時半には出発します。
本日は、お釈迦様生誕の地ルンビニ(ネパール領)を目指します。
午前中にインドとネパールの国境付近にある、ピプラワ(旧名・カピラバスティー)とガンワリア(ピプラワより約1.5㌔南)という場所に立ち寄りました。
ピプラワという町は、お釈迦様の生まれた国『シャーキャ』の都があった場所で、1898年に写真の場所からお釈迦様のお骨(ニューデリー国立博物館所蔵)が発見されました。
上図:〈シャーキャ(Śākya)は、コーサラ(Kosala)国に属する小国〉
またガンワリアからは、お釈迦様が出家されるまで生活をされた王宮址(インド側)が発掘されています。
この王宮は『カピラ城』と呼ばれ、先ほどのピプラワを含めたその城下町は現在のインドとネパールの国境をまたいで存在したそうです。
そのため、現在インド・ネパール両国がお釈迦様のお住まいになった王宮をそれぞれの場所で主張しあう状態になっていますが、現地ガイドさん曰く「夏の王宮」と「冬の王宮」があったためどちらにも王宮址があるのでは、という辺りが真実なのではないかと私も感じました。
国境を越えます。
インドもネパールも通過単位は同じ「ルピー」を使います。
但し、その価値はインドと比べ若干違うようです。
またネパールに入ると、我々日本人と同じような顔立ちの方々が目立つようになってきます。
さて昼食後、いよいよお釈迦様生誕の地ルンビニに到着です。
奥に写っている白い建物の中に、お釈迦様の誕生の目印となる石とその遺跡があります。
さらにその後ろには、母『摩耶夫人(まやぶにん)』が出産前に沐浴されたとされる池もありました。
しかし、これは眉唾ものですね。
ここの詳しい写真は、全く知らない方のブログに掲載されていましたので、そちら(下記)で見て下さい。ただ、この白い建物の中は写真は禁止だったはずなのですが・・・
[建物内の画像]
http://www.kosaiji.org/pilgrim/india2/14_Lumbini/index.htm
それでは、先程昼食をいただいたホテルに再度向かい体を休めることにしましょう。
今日のホテルには、日本と同じ温泉(たぶんお湯は普通の水だと思います)がありましたので、旅の疲れを癒したいと思います。
ホテル:LUMBINI HOKKE HOTEL(Lumbini・NEPAL)