本日は、総本山で毎月行われている月例法話会の講師として、藤沢まで日帰り出張でした。

だいたい1時間程お話をさせていただくのですが、今回のそのお題は『お寺を探そう』というものでした。

 

私はまだ僧侶としては新米ですので、1時間も仏教の話をしていると、だんだん話が支離滅裂になってきます。

我慢して聞いていただいた出席者の皆様、本当にありがとうございました。

 

で、お話が終わって質疑応答の時間の際に、こんな質問をいただきました。

 

質問:『住職さん(私のこと)は、生きているうちに、元気な時にお寺を探そう、とおっしゃいましたが、うちのまわりのお寺はどこも門戸を閉ざして全く社会との交わりを絶っています。

そんなところに、どうやって訪ねていくのですか?』

 

そう!そうなんです。私が今日のお話で言いたかったことをすごく簡潔に、皆さんの前で指摘して下さいました。

今、まさに日本の仏教は岐路に差し掛かっています。

今までのように、ただお葬式の時にお経だけあげているようでは、後30年もしないうちに日本仏教は絶滅しているかもしれません。

 

でも、それを危惧し、新たな考えを持ち模索している若い僧侶の方も、よくよく見ると皆さんのまわりにもたくさんおられます。

その質問者の方にもお伝えしましたが、このブログを読んでいただいている皆さんも、

 

特に若い僧侶の方に、声をかけてあげて下さい。

 

仏教は、生きている私たちにとって、とても魅力的な教えがたくさん詰まっています。

我々僧侶もがんばっていますので、皆さんも近くにある、観光寺院でないお寺へ足を運んでみて下さいね。

 

合掌

 

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