本日、浄土宗宗祖法然上人800年御遠忌(ごおんき)のお勤めに、京都知恩院へ行ってきました。

法要に来ていただいたお檀家さんのY様、遠いところお疲れ様でございました。

他にも当寺院のお檀家さんがお参りされていたかもしれませんが、あまりの人の数でしっかりと確認できませんでした。申し訳ありません。

 

しかし他の宗派のお寺で行う法要は、普段以上に緊張します。

もしかするとそういった意味では、僧侶にとって宗旨・宗派を分けるということは必要なことなのかもしれません。

しかし『仏教を信奉する』という意味では、檀信徒在家の皆さんが「宗派にこだわること」は、私は決して必要なことだとは思いません。

今現在の宗旨・宗派のお寺で、その方の心と体が幸福な状態であれば、もちろんそれでけっこうです。

しかしそうでないのであれば、もちろんご先祖様が大切にしてこられたお寺を大切にしなければいけませんが、南無阿弥陀仏だろうが、南無妙法蓮華経だろうが、禅だろうが真言だろうが、自分にあっていると思う宗旨・宗派やお寺を選ぶことも、在家の皆さんの本当の信仰の自由だと思います、私は。

 

なんだか話が逸れていってしまいましたが、法然上人が亡くなられてから800年の節目の年に生かせていただいていることを、感謝できた一日でした。

 

合掌

 

普照院HPに戻る