きゃびさんは黒猫である。
黒猫あるあるに
どこにいるかわからない
というのがある。
何故か黒っぽいところに
好んでいる事が多いので
朝の点呼の時間など
大きな声で何度も何度も
きゃびさぁ〜〜ん
と呼んでも
返事もしないで
実は目の前で
こちらをガン見
していたりするのだ。
因みにきゃびさんの名前は
きゃびさん
であって
きゃびちゃん
ではない。
さん
込みにしたいほど
神々しいので
なんなら
きゃびさま
でもいいかなぁ
と思ったりしている。
初めて行った動物病院で
薬の袋に
キャビンちゃん
と書かれた事があり
おいおい。
人んちのねこの名前
勝手に変えてはあかんよ。
変わった名前ばかりつける
オノレの感性がいかんのだが。
話が逸れてしまった。
黒猫あるあるの
第一位はこれではないだろうか
と思うのが
「写真写りが悪い」
という事ではないか。
黒猫はとても美しい
のは常識ではあるけれど
うちのきゃびさんは
とりわけ美猫である。
どんな子でもみんな
カワイイけれども
群を抜いて美猫である。
なのだけど。
この有様である。
ボケる。
ボケやすい。
起き上がってみたものの
目の上がハゲている
しかもきゃびさんは
カメラが大好きなので
近づいてきてしまう。
結果
ブスに撮れてしまう。
ブス以前に
お布団が毛だらけよ。
お掃除しなさいっ
あ、すみませんでした。
お掃除しまーす
きゃびさんは
美猫でーす
