岩手県は相変わらず、主要な町には雪がありません。
こんな冬は本当に久しぶりです。記憶に無いくらい。
今朝も岩手山がバッチリと見えていました。
最低気温も、零下2℃とか3℃とかで、
冬としては暖かい方なんです。普通なら零下8℃ぐらいにはなる。
水道管凍結もいっぱいあって、それはもう大変なわけです。
それが、今年は無い。気持ち悪い。うん。
雪が無いと、雪かき作業がいらないから、とっても楽なのだけど、
なんか、いつもの冬と違うと、嫌だなと感じる。
スキー場も雪不足に悩んでいて、
ただでさえ、スキー、スノボ人口が減っているのに、
雪不足で満足行くような滑りができないのだ。
毎年、ホームゲレンデにしているスキー場は、
先週からやっと、例年通りの滑走が出来た。
雪質も上々。
例年と比べると、ほぼ1か月遅れだ。
これは恐ろしいことで、2月も下旬になると、雪が緩み、
3月は春スキーになってしまうからだ。
トップシーズンは、1か月どころか、2週間ぐらいになる。
ホントに困った状態なのだ。
気候変動って、思っている以上に凄まじい。
過去に何度も書いてきたけど、
毎年通っているスキーヤーは、気候変動を実感しているのだ。うん。
あと数年したら、本当に岩手のスキー場は、
夏油高原と安比だけになるんじゃないの!!!!!
っていう恐ろしい推測が芽生えてしまう。
だいたい、1月に雨が降るって、
昔の岩手を知っている私には、どうやっても想像つかないのだ。
スキーの楽しみって、一言で言うとスピード感だ。
全力で走っても出せないスピードが出せるのだ。
それも、とってもシンプルな板をつけているだけの恰好で、
40㎞/m以上を体感できる。
風圧や、流れる景色など、非日常を楽しめる。
少し上級者になると、どんな斜面でも、
安定して滑ることが出来る技術が楽しいのだ。
色んな楽しみ方がある。うん。
私は今年、何回かゲレンデに通っているけれど、
もしかすると、あと数年で、スキー場が無くなるかも。。。。
という不安にかられている。
自然のことだから、どうにもあらがえないのだ。
安比高原みたいに、人工降雪機で、がんがん降らせるって、
経済的に余裕がなければ出来ないことだ。
他のスキー場は、あれこれと、やりくりして、やっと営業している。
これが雪不足、少子化で、スキー人口が減っていくと、
採算が取れずに閉鎖に追い込まれるのは明らかだ。
悲しい。
私の生きている間は、近所のスキー場があって欲しい。
でも、あと100年後。。。を考えると、
スキー場が岩手に無くなっていてもおかしくない。
最近はそう思うようになってきた。
だから、今年、少ない積雪でも、まだ滑れるだけ幸せだ。
と思って、ゲレンデに通っているわけです。うん。
例年だと、公園や学校にある小山でそり遊びが出来る。
今年は、スキー場に行かないと、そりすらもできないのだ。
うーん。。。。。困った。
けど、どうしようもない。自然に対して人間は無力だ。
スキー人口と言えば、
私がひいきにしているゲレンデは、スポーツ少年団が
毎週末、来ていて、小学生がたくさん滑っている。
そして最近は、西欧人が増えている。
コロナ前と同じ状況になっている。
小さなスキー場なのに、わざわざ、滑りに来ているのだ。
そんで、マナーの悪さもひどい。
彼らは、日本のスキー場の雪質がとても良い事に気づいて、
新雪のふわふわ、パウダースノーを楽しむために、
コース外の林の中を滑ったり、リフトの下を滑ったりする。
禁止されているコースを滑るのは外国人だけだ。
あ、あと少し、若いボーダーが新雪を求めて、林に入っている。
日本人もルールを破るが、外国人は、あからさま過ぎる。
どうみても、危険な場所を、仲間と一緒に滑っているのだ。
もう。。。。辞めて欲しいなぁ。。。。うん。
日本人は、やっぱり、列への割り込みとか、
禁止されていることを破るとか、
目の当たりにすると、不快感が全開となる。正義感というやつか。
それとも真面目感というやつか。
日本人は、きちんとしていると、私は思う。
きちんと整列していて、順番を守るってさ、
気持ちのいい事じゃない!うん。
みんながルールを守っていれば、何時間だって並んでられる。
そういう、素敵な人種なのだ。
キチントさんなのだ。
日本人は、誇りに思っていいのだ。
うん。