皆さん、こんにちは。

残暑厳しいこの東京、いかがお過ごしでしょうか?

アメリカでは再度黒人への虐待から、大坂なおみ選手やそしてプロスポーツ団体らが、抗議を掲げる運動になっていますね。

大坂選手は一時試合すらボイコットすら宣言をし、結果協会側より見直しとなりましたね。

日本にいると、この人種差別を対岸の火事で見てはいけないですね・・・。

 

さて今日は今年クルーズ船でのお仕事で行った先、ベトナムのフエでのひと時を書きます。

何か寝ていたり、何かの時に時々思い出すのが、第12代皇帝カイディン帝の陵墓です。

入口より上っていく階段は、龍によって守られていました。

ベトナムの国を唯一統一したのがグエン王朝で、それは1802年~1945年までの150年弱の事です。

この中の後半はフランス統治下にあたります。

初代はザーロン皇帝、そこから13代まで続くことになるのです。

政治の中心地をそれまでのハノイからフエに移したのは、彼の出身地であることからとのことです。

北京にある紫禁城をモデルに王宮の建物造りを始め、街の中心を流れるフォーン川のほとりに王宮や寺院、歴代皇帝の廟が築かれています。

第12代皇帝カイディン帝(在位1916~25)の陵墓で、応陵と称されます。フエ市街から10kmちょっと離れたフォーントゥイ県のトゥイバン村にあります。
応陵は1920年に起工、1931年に完成した時には、カイディン帝は既に没していたのです。

彼はフランスに擁立されたこともありフランスに対して融和的で、フランスで開催されたマルセイユ殖民博覧会(1922年)に出席してからは多大な影響を受け親仏的傾向がつよくなり、自身の陵墓もバロック様式を取り入れて建築するよう命じました。

フランスのバロック模様と中国の伝統的な建築を併せた、一種独特なデザインでの王宮のため、とてもユニークな建物になっています。

 

恐らくこの一種独特な感じが、いつも脳裏に焼き付いているのでしょうね。

 

ちなみに先に記述した、紫禁城は風水によって建てられ、いわばフエの王宮も風水を取り入れています。

 

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