しばらく、更新が空いてしまいました。

 

12月からまた新しいお仕事を仰せつかり、且つ今までの仕事も全てそのままで、上司には残業代つけるから、と言われて切羽詰った12月でした。

 

それで何を始めたかというと、来年の3月初旬に『宇宙探査フォーラム』という大臣級会合があり、そのお手伝いです。

ISEF2 http://www.isef2.jp/jp/

 

この会合は、国際宇宙ステーション(ISS)もそろそろ出来上がって随分たつし、寿命もあり、プログラムの終わりも見えるから、その次に何をしたらいいか世界で、考えよう!

というコンセプトのもと、2014年に第1回会合が米国ワシントンDCで開かれ、第2回をここ日本、東京で開催しようという運びになったものです。その第2回が2018年3月に行われます。

 

この、レーガンと中曽根が決めた国際宇宙ステーション計画の次の人類のステップを考えるのに、第1回をアメリカで、第2回を日本で、ということに、GDPが世界第3位になってしまったこの日本において行えることに、感動すら覚えます。

 

さて、これに関連してこの1週間に起こったセンセーショナルなニュースを2つ紹介します。

 

米宇宙飛行士を再び月へ、米大統領が計画指示書に署名(12月11日)

https://jp.reuters.com/article/usa-trump-space-idJPKBN1E60OJ

https://www.cnn.co.jp/fringe/35111788.html

 

 

安部首相、宇宙開発基本計画の工程表を決定 米政府の月面基地計画に参加検討(12月12日)

https://this.kiji.is/313130303017256033

https://www.sankeibiz.jp/macro/news/171212/mca1712122056019-n1.htm?ref_cd=RelatedNews

 

この2つのニュースは意外と知られていませんが、非常にセンセーショナルなものでした。

 

2024年までと言われている(あと6年しかない!?)国際宇宙ステーションのその後については、世界中が牽制しあい、誰も決められない状態が長く続きました。

あと6年で、世界から宇宙飛行士という職業が消える時代が到来するのです!

もしくは中国人のみ!?

 

 

月探査、火星探査の計画をブッシュJr大統領の時代に決めかけておりましたが、オバマ政権時代の8年間は、アメリカがまた月に行ってどうする、次にやるとしたら火星、ということで一貫して世界の月進出は留まっていたのでした。

 

アメリカが言い出していないのに、日本が勝手に言い出すわけにはいかない、ということで、日本は国際宇宙ステーション時代のその後について政府は一貫して沈黙を続けた8年間だったのです。

 

宇宙ステーションは6年やそこらでは出来ませんからね?今の宇宙ステーションも開発に20年かかっています。宇宙ステーション後の人類の宇宙進出はどうするのか、という疑問に誰も答えられない時代が長く続いたのです。

 

その暗黒の時代とも言える宇宙探査の未来が、この2つの発表によって微かな光明を見出しました。

 

時を同じくして、もう一つ、政府筋ではなく日本の民間企業からショッキングなプレスリリースがなされました。

 

シリーズAで国内過去最高の101.5億円を資金調達したispaceは月のインフラ構築に挑む

http://jp.techcrunch.com/2017/12/13/ispace-fundraising-10-bil-yen-over/

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000024249.html

 

このニュースは月探査、インフラ構築を目指す民間企業(ispace)がシリーズA100億円強の資金調達に成功したというものです。

まだ収益構造が確立していないベンチャー企業に対して100億円の出資!?です。なんですかこれは。

僕の会社では、このニュースにショックを受ける人多数でした。

新たな時代の幕開けです。

 

懇意にしていて共同研究を一緒に行っているベンチャー企業にSpiberさん、という会社があります。

ここは山形は鶴岡に拠点を構えた企業で、蜘蛛の糸にヒントを得た人工タンパク質からさまざまな素材を開発しようというメガベンチャーです。

https://www.env.go.jp/policy/keizai_portal/B_industry/bb2014/18Spiber.html

https://www.spiber.jp/uploads/2015/10/151008_finance.pdf

 

僕はここの副社長の菅原さんと宇宙用の構造材料を開発しようということで、ちょうどこの10月から共同研究を開始したところでした。

このメガベンチャーでさえ、大型資金調達95億を達成したのが2年前。

http://venture-door.com/columns/13

 

これ以上の資金調達を宇宙ベンチャーが!?

信じられません。

 

とにかく驚くべきことがたくさん起こった1週間でした。

皆さまとこの驚きを共有したく記事にしました。

ご感想などコメント頂ければうれしいです。