令和7年8月10日(日)三股駐車場~ゴジラみたいな木~蝶ヶ岳~蝶ヶ岳ヒュッテ~蝶槍~常念岳~常念小屋~前常念岳~三股駐車場(長野県)2日目 北アルプス
午前4時に目が覚めると、すでに起きていた人たちがザワザワしている。
なんか外から音がすると思って、玄関のドアから外を見るとスゴク風が吹いていて
雨も降っていて台風並みの暴風雨だ。
玄関の内側にあるイスとテーブルの所で座っている人が居たので話を聞くと
テント場に居たらしいが、夜中に強風でテントが倒れたのでココに避難したらしい。
と言う事で、普通の雨や小雨なら行けると思うが、暴風雨の中で3000mを超える
稜線を歩いて「常念岳」に向かうのは危険なので下山する事にした。
実は、前日の天気予報で暴風雨になっていたので、どうしようか迷っていたが
雨雲レーダーも暴風雨になっていたので、翌日に泊まる予定だった「常念小屋」に
電話をしてキャンセルした。
ちなみに、前日だったし天候が悪くなる事も分かっていたようで
キャンセル料は必要ないと言われた。
しかも「全然大丈夫ですよ、また泊まりに来て下さいね」って言われた。
本当にありがたい事だ。
と言う事で、今日の朝ご飯。


ちなみに、食堂の中はこんな感じ。


そして、暴風雨の中を下山する事にしたが気温も低くて雨で濡れて低体温症になると
シャレにならないので、部屋着のロンTとパーカーの上にゴアテックスのレインウェアを着た。
更に、日帰り登山の時も突然の雷雨に備えて、絶体に濡れてはいけない物は防水バッグに入れて
その他も全部ジップロックに入れているが、デジカメは使えないのでジップロックに入れて
更にダウンを入れている防水バッグの中に入れた。
ちなみに、いつもGoProはそのまま防水バッグに入れているが
これもジップロックに入れて防水バッグに入れ直した。
と言う事で、午前6時30分に「蝶ヶ岳ヒュッテ」を出ると
風速20m以上の台風並みの強風で前に進めない。
確かに前日の風予報は20mやったけど・・・。
そんな中、前かがみになりながら少しずつ前に進んでテント場の横を抜けて
なんとか樹林帯に入って強風を避ける事が出来た。
でも雨は夕立のようにスゴク降っている。
いくらゴアテックスのレインウェアを着ていても顔の周りから雨が入る。
そんな中、木の階段で滑らないように気を付けながらゆっくり降りる。

そして、なんとか「まめうち平」に着いたので少し休憩。

ちなみに、全く写真が無いと後から色々と確認できないので、iPhoneは防水だが
ジップロックに入れて、レインウェアの胸ポケットに入れて雨を防いだ。
と言う事で、下りの写真は雨が付いたジップロック超しのiPhoneで撮ったので
滲んで上手く撮れてない。
と言う事で、川のような水たまりの中をジャブジャブ入りながらドンドン下り
「ゴジラみたいな木」に到着。

ココまで来るともう少しだが、気を抜くと足元が滑って転倒するので最後まで慎重に下る。
そんな中、なんとか登山口に着いたら小雨になっていたので
ジップロックからiPhoneを取り出してパシャ!

そして午前11時30分、無事にヴェル号に到着。

そして、レインウェアを脱ぐと上着もズボンも下着もズブ濡れで
防水の登山靴の中も水浸しだ。
とりあえず着替えるが、身体が冷えてスゴク寒い。
と言う事で、真夏なのに暖房を入れて車を走らせる。
いつもは、日帰りでも山小屋泊でも帰りに眠くなるので温泉に入らないが
あまりにも寒かったので「しゃくなげの湯」に行って温泉に入る事にした。
そして、入口にある券売機で入浴券を買おうと思ったら
横にある棚と外にもにバックパックがたくさん並んでいた。


この温泉は「穂高駅」から送迎バスがあるようで、電車組の登山者がたくさん来ているようだ。
と言う事で、雨が降る露天風呂にノンビリ漬かって身体を温めた。
そして、安曇野といえばやっぱりお蕎麦なので、お昼ご飯を食べに「そば処せきや」に行った。

駐車場に入ると満車だったが1台出たのでソコに停めたがドンドン車が入って来る。
停まっている車が他府県ナンバーばかりだったので嫌な予感がしたが
お店に入ると10組以上待っていた。
来る前にお蕎麦屋を色々と調べて来たが、安曇野のほとんどのお蕎麦屋は
午前11時から午後2時までの営業で、温泉を上がって午後3時近くだったので
開いてるお店が全然なくて、もう「お蕎麦の口」になっているので待つ事にした。
そして、1時間以上待って、やっと席が空いてカウンターに通された。
午前6時に朝ご飯を食べて山を下りてきたので、腹ペコペコペコだ。
と言う事で、今日のお昼ご飯?は「揚げたて天ぷらの天丼と十割そばセット」(両方大盛)




そんな大盛セットを美味しく食べて、お腹イッパイになってお店を出て
途中のコンビニでソフトクリームとコーヒーを買って、高速に乗って帰路についた。
ちなみに、温泉に入ってお腹イッパイお昼ご飯を食べたので
しばらく走ると睡魔が襲い、途中のSAで3時間仮眠したのは言うまでもない。

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ハイク時間14時間、標高差1465m、総歩行距離18kmの行程でした。
去年と一昨年は険しい岩場を気合を入れてピリピリしながら登ったので
今年は普通の登山道から蝶ヶ岳まで登って、翌日に常念岳までの稜線を
槍ヶ岳から西穂高まで続く槍穂連峰を眺めながら、ノンビリ歩く予定でした。
1カ月前から長期予報でずっと天気を見ていて、2週間前からこの3連休の天気が
色々と変わって直前の2日目は雨予報になっていたのですが、晴れ予報で雨が降る事は
ほとんど無いですが雨予報で晴れる事はよくあるので、それを期待して行ったのですが
雨どころか、台風並みの暴風雨でビックリしました。
雨の中で登山するのはリスクしかないので、日帰りでも雨の日は登山しないので
初めてレインウェアを着て、登山道を歩いて色々と発見があって
雨の日の経験と実際のリスクと歩き方が分かったのは収穫になったので良かったです。
ただ、下りの長い木の階段で足元が滑って尻もちを着いて
階段の下まで落ちそうになったけど、スグにうつ伏せになって手で階段を掴んで
なんとか回避したのは内緒です。
今回の教訓
1、高速の出口が「豊科」から「安曇野」に名称が変わっていてビックリする。
2、週末の三股駐車場はいつも満車になるので着くまでドキドキする。
3、蝶ヶ岳までの登山道は脇道がなく整備もされているので道に迷う事はない。
4、でも下りで雨が降ると木の階段が滑るのでかなり気を使う。
5、雨用のザックカバーを着けても中は水浸しになる。
6、レインウェアのフードを被っても顔から雨が入って首元を伝って中の服がズブ濡れになる。
7、ズブ濡れになった物をそのまま車に入れると車の中が水浸しになるので
45ℓのゴミ袋に全部入れると車の中が濡れない。
8、でも暖房をエアコンでいれても車の窓が全部曇る。
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