【ソウル=鈴木壮太郎】韓国の鉄鋼最大手ポスコは12日、中期経営戦略を発表した。2006―08年の3年間で11兆7000億ウォン(約1兆3700億円)を投じ、粗鋼生産量を10年までに5000万トンに引き上げる。他社の生産量に変化がなければ、04年の5位からミタル・スチール、アルセロールに次ぐ世界3位に浮上する。
ポスコは現在、韓国内2カ所の一貫製鉄所で年3000万トンを生産している。生産能力の拡大は海外で1500万トン、国内は500万トン。10年末に一貫製鉄所が稼働するインドが大きく寄与する。ポスコはこれまで自前の製鉄所建設にこだわってきたが、今後は鉄鋼メーカーのM&A(合併・買収)も選択肢に含め、生産能力の拡大を急ぐ。
高級鋼材へのシフトも加速する。ポスコは自動車や造船、家電向け鋼板など、付加価値の高い8つの製品を戦略商品に指定。売上高に占める戦略商品の比率を05年の48.4%から08年に80%に高める。 (23:16)